人物・神様
神社・寺・城のゆかりの神様・武将・名僧を紹介します。

天照大神
神あまてらすおおみかみ
神代
日本神話における太陽神、皇室の祖神。伊邪那岐神の禊から生まれた三貴子の一柱で、高天原(=神々の住む天上の国)の主宰神。伊勢神宮内宮の御祭神。

大国主大神
神おおくにぬしのおおかみ
神代
出雲神話の中心神、地上(=葦原中国)を治めた国津神の代表。素戔嗚尊の子孫(または6世孫)で、因幡の白兎の神話、八千矛神としての女神遍歴で有名。国譲りで天津神に国を譲り、出雲大社に鎮まる。

素戔嗚尊
神すさのおのみこと
神代
日本神話の三貴子の一柱、嵐の神。天照大神の弟。乱暴狼藉で高天原を追放されるも、地上で八岐大蛇を退治して英雄となる。出雲・氷川神社・八坂神社・津島神社などの主祭神。仏教では「牛頭天王」と習合し祇園信仰の中心。

伊弉諾尊
神いざなぎのみこと
神代
日本神話の国生み・神生みの父神。妻・伊弉冉尊と共に日本列島と多くの神々を生んだ。妻を黄泉の国に追って失敗し、禊から天照大神・月読命・素戔嗚尊の三貴子を生んだ。

伊弉冉尊
神いざなみのみこと
神代
日本神話の国生み・神生みの母神。伊弉諾尊の妻。日本列島と多くの神々を生むも、最後の火の神出産で焼死し、黄泉の国の支配者となった。

八幡大神
神はちまんおおかみ
不明
応神天皇を神格化した武神。日本三大八幡宮(=宇佐・石清水・鶴岡)を中心に、全国約44,000社の八幡神社の主祭神。源氏の氏神として武家社会の篤い信仰を集めた。

少彦名命
神すくなびこなのみこと
神代
医薬・温泉・酒造の神。大国主大神の国造りを助けた小さな神。神産巣日神の御子で、海の彼方からカガミ(蛾)の皮の着物を着て小舟で渡来したとされる稀有な神。

市杵島姫命
神いちきしまひめのみこと
神代
宗像三女神(=多紀理毘売命・市寸島比売命・多岐都比売命)の一柱、海の神。仏教の弁才天と習合し、芸事・財運・水の神として全国に祀られる。厳島神社・宗像大社・江島神社の主祭神。

大日如来
神だいにちにょらい
仏教
真言密教の中心仏。「大いなる日輪のごとく宇宙を遍く照らす」根本仏で、すべての仏は大日如来の化身とされる。金剛界・胎蔵界の両界曼荼羅の中心。東大寺の盧舎那仏も大日如来と同体とされる。

阿弥陀如来
神あみだにょらい
仏教
浄土宗・浄土真宗の本尊。西方極楽浄土の主尊として、念仏「南無阿弥陀仏」を唱える者を救済し極楽往生させると説かれる。鎌倉大仏(高徳院)・平等院鳳凰堂の本尊として有名。

釈迦如来
神しゃかにょらい
仏教
仏教の開祖、紀元前5世紀頃のインド・釈迦族の王子。29歳で出家し35歳で菩提樹下にて悟りを開いた「歴史的実在」の仏。日本では曹洞宗・臨済宗・日蓮宗・天台宗など多くの宗派で本尊または主尊。

薬師如来
神やくしにょらい
仏教
東方瑠璃光浄土の主尊、医薬の仏。「衆生の病を癒し寿命を延ばす」12の本願で知られ、現世利益の代表的な仏として古来日本で篤い信仰を集めた。左手に薬壺を持つ姿が特徴。新薬師寺・薬師寺の本尊。

観世音菩薩
神かんぜおんぼさつ
仏教
阿弥陀如来の脇侍であり、慈悲を象徴する菩薩。「観世音(=世の音を観じて衆生を救う)」の名通り、人々の苦悩に応じて33の姿に変化して救済する。西国33観音・坂東33観音など全国の観音霊場の主尊。

千手観音
神せんじゅかんのん
仏教
観世音菩薩の変化身の一つ。1000本の手とその手のひらに目を持ち、あらゆる衆生を救済する。蓮華王院三十三間堂(京都)の1001体の千手観音像が世界的に有名。四国88・西国33の本尊の多くが千手観音。

不動明王
神ふどうみょうおう
仏教
真言密教の代表的明王。大日如来の化身で、悪を断ち衆生を救うため憤怒の形相を取る稀有な仏。右手に剣、左手に羂索を持ち、火焔光背を背負う。江戸五色不動・関東36不動など、全国の不動信仰の中心。

地蔵菩薩
神じぞうぼさつ
仏教
釈迦入滅後・弥勒菩薩出現までの「無仏の56億7000万年間」に衆生を救う菩薩。子供・旅人・地獄に堕ちた者の救済者として、現代も道端の地蔵・水子地蔵・子供守護神として日本人に最も身近な仏。鎌倉24地蔵霊場など。

弥勒菩薩
神みろくぼさつ
仏教
未来仏(=未来に成仏すべき菩薩)。釈迦入滅後56億7000万年後に下生(=この世に出現)して衆生を救うとされる。広隆寺(京都太秦)・中宮寺(奈良斑鳩)の半跏思惟像(=国宝)が世界的に有名。

文殊菩薩
神もんじゅぼさつ
仏教
智慧(ちえ)を象徴する菩薩。「三人寄れば文殊の知恵」のことわざで知られる。普賢菩薩と共に釈迦の脇侍として「釈迦三尊」を形成。獅子に乗り、右手に剣、左手に経典を持つ。日本三大文殊(安倍文殊院・切戸文殊・亀岡文殊)。

普賢菩薩
神ふげんぼさつ
仏教
実践・行徳を象徴する菩薩。文殊菩薩と共に釈迦の脇侍として「釈迦三尊」を形成。白象に乗る姿が特徴。法華経で「女性も成仏できる」と説かれた稀有な菩薩で、平安期に女性の信仰を集めた。

毘沙門天
神びしゃもんてん
仏教
仏教の四天王の一柱、北方を守護する武神。サンスクリット名ヴァイシュラヴァナ。日本では「七福神」の一柱として勝負・武運・財運の神として信仰される。信貴山朝護孫子寺・鞍馬寺など。

大黒天
神だいこくてん
仏教
七福神の一柱、五穀豊穣・財運の神。元はインド・ヒンドゥー教の戦闘神マハーカーラ(=大いなる黒)が仏教に取り入れられ、日本で大国主大神と習合して福徳の神に転じた稀有な神格。

弁才天
神べんざいてん
仏教
七福神唯一の女神。元はインド・ヒンドゥー教の河神サラスヴァティー。仏教に取り入れられて、芸事(=琵琶を弾く姿)・財運・水・知恵の神に。日本三大弁天(厳島・竹生島・江島)など、水辺に祀られる。

月読命
神つくよみのみこと
神代
日本神話の三貴子の一柱、月の神。天照大神・素戔嗚尊の弟妹で、伊邪那岐神の禊で右目を洗った時に生まれた。神話での登場は少なく謎の多い神。伊勢神宮内宮の別宮・月読宮、外宮の別宮・月夜見宮の主祭神。

木花咲耶姫命
神このはなさくやひめのみこと
神代
日本神話の女神。大山祇神の娘で、瓊瓊杵尊(=天孫降臨の主役)の后。富士山(=浅間大社の主祭神)の女神として全国の浅間神社に祀られる。一夜にして懐妊し、産屋に火を放って燃え盛る炎の中で三皇子を産んだ稀有な伝承。

猿田彦命
神さるたひこのみこと
神代
日本神話の国津神。天孫降臨の際、瓊瓊杵尊を地上に案内した稀有な「道案内の神」。鼻が長く目が爛々とした稀有な異形の神。「道祖神」「庚申」と習合し、道の交差点・峠に祀られる稀有な存在。

倉稲魂神
神うかのみたまのかみ
神代
日本神話の穀物神、稲荷信仰の主祭神。伊邪那岐神・伊邪那美神の子。「稲の魂」=米作りの守護神として全国約3万社の稲荷神社の主祭神。狐は神の使い。伏見稲荷大社が総本宮。

天宇受売命
神あめのうずめのみこと
神代
日本神話の女神。天岩戸隠れで岩戸の前で踊って天照大神を引き出した稀有な「日本最古の踊り手」。天孫降臨では猿田彦命と問答した稀有な存在。芸能・舞踊・縁結びの神として全国に祀られる。

玉依姫命
神たまよりひめのみこと
神代
日本神話の女神。海神・綿津見大神の娘で、神武天皇の母。姉・豊玉姫の子(=神武天皇の父・鵜葺草葺不合命)を養育するため陸に上がり、後に結婚して神武天皇を産んだ稀有な存在。

思金神
神おもいかねのかみ
神代
日本神話の知恵の神。高皇産霊神の子。天岩戸隠れの際、八百万の神々の協議の中心となり、天宇受売命の踊り・八咫鏡の制作などを提案した稀有な「知恵の神」。

武甕槌神
神たけみかづちのかみ
神代
日本神話の武神・雷神・剣の神。出雲国譲りで、大国主大神の子・建御名方神を諏訪まで追って降伏させた稀有な活躍。藤原氏の氏神として春日大社の主祭神。茨城・鹿島神宮の主祭神。

経津主神
神ふつぬしのかみ
神代
日本神話の武神・剣の神。出雲国譲りで武甕槌神と共に出雲に派遣された稀有な存在。千葉・香取神宮の主祭神。藤原氏の氏神として春日大社の主祭神の一柱。

高皇産霊神
神たかみむすひのかみ
神代
日本神話の最高神の一柱。「造化三神」(=天之御中主神・高皇産霊神・神産巣日神)の一柱、高天原の祖神。天孫降臨を指揮し、瓊瓊杵尊を地上に降ろした稀有な存在。思金神の父。

天児屋命
神あめのこやねのみこと
神代
日本神話の神。中臣連(=後の藤原氏)の祖神。天岩戸隠れで祝詞を奏上し、天孫降臨で瓊瓊杵尊に従って地上に降りた稀有な「祝詞の神」。春日大社の主祭神の一柱(=春日四神)、藤原氏の氏神。

大山祇神
神おおやまつみのかみ
神代
日本神話の山の神。伊邪那岐神・伊邪那美神の子。木花咲耶姫命・磐長姫命の父。瀬戸内海の大山祇神社(伊予国一宮)の主祭神。富士山の女神・木花咲耶姫の父神として、富士山信仰の根源にも関わる稀有な存在。

蛭子神
神ひるこのかみ
神話時代
記紀神話に登場する神。伊邪那岐命・伊邪那美命の最初の子として生まれるも、三年経っても足腰が立たなかったため葦船に乗せて海に流されたと伝わる稀有な悲哀の神。国生みの神統譜からは外されるが、後世「海の彼方から流れ着く神」の伝承と結びつき、七福神の恵比寿神と習合したことで広く信仰を集めるようになった。西宮神社(兵庫)の祭神として名高い。
豊玉姫命
神とよたまひめのみこと
神話時代
日本神話に登場する女神。海神(わたつみ)・豊玉彦命の娘で、山幸彦(火折尊)の妻。 神武天皇の父・鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあわせずのみこと)を産んだことで知られる。 真の姿は八尋の大和邇(やひろのおおわに)とされ、出産の瞬間を夫に覗き見られて海に帰ったという「見るなのタブー」の神話の主人公。 海上安全・縁結びの神として全国で祀られる。
五十猛命
神いたけるのみこと
神話時代
素戔嗚尊の子とされる木の神。 日本書紀の一書に、父とともに新羅の曽尸茂梨(そしもり)に降り、そこを嫌って埴土の舟で出雲へ渡ったと記される。 天降りのときに携えた木の種を韓地には植えず、すべて持ち帰って筑紫から大八洲国のすみずみまで播き、国土を青山にしたという。その功により「有功之神(いさおしのかみ)」と称えられ、紀伊国に鎮まる大神とされた。林業・建築・造船の神、そして船を通じて航海の神として祀られる。