神神代
大山祇神
おおやまつみのかみ

別名・通称
大山祇、大山積、大山津見神、オオヤマツミ、山の神、木花咲耶姫の父
生涯・逸話
大山祇神(おおやまつみのかみ)は、日本神話に登場する山の神です。山だけでなく、海や戦いの神としても信仰されています。
【名前と生まれ】
『古事記』では「大山津見神」と書き、伊邪那岐命と伊邪那美命の子として生まれたとされます。『日本書紀』では「大山祇神」「大山積神」などと書き、伊邪那岐命が火の神・迦具土(かぐつち)を斬ったときに生まれたとする伝えがあります。
【二人の娘の話】
大山祇神には、木花開耶姫(このはなさくやひめ)と磐長姫(いわながひめ)という二人の娘がいました。大山祇神は、この二人を、天孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に差し出します。
ところが、瓊瓊杵尊は磐長姫の容姿を理由に送り返し、木花開耶姫だけを妻にしました。大山祇神は、磐長姫を添えたのは、天孫の命が岩のように長く続くようにという願いからだったと述べ、寿命が縮んだことを嘆いたとされます。天皇の命が木の花のようにはかないのは、この経緯によると説明する辞典もあります。
木花開耶姫は、後に富士山の神として、各地の浅間神社にまつられたとされます。
【大山祇神社】
愛媛県今治市の大三島(おおみしま)にある大山祇神社は、大山祇神を祭神とする神社です。伊予国の一宮で、全国の三島神社の総本社とされます。
海の神、船乗りや兵、戦いの神として崇敬され、源頼朝や義経らが奉納したと伝わる武具が数多く残っています。越智氏や河野氏の三島水軍の守護神としても、崇敬されました。観光庁の多言語資料は、国宝8点と重要文化財469点を所蔵すると紹介しています。
ゆかりの神社・寺・城40 件