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神仏教

文殊菩薩

もんじゅぼさつ

神「文殊菩薩」(仏教)

別名・通称

文殊、文殊師利菩薩、文殊様、智慧の文殊

智慧(ちえ)をつかさどる菩薩。「三人寄れば文殊の知恵」のことわざで知られます。 普賢菩薩とともに釈迦如来のわきに並び、「釈迦三尊」をかたちづくります。獅子に乗り、右手に剣を持つ姿で表されることが多い仏です。
生涯・逸話
【この仏を理解する鍵】 文殊菩薩を理解する鍵は、「智慧」にある。ここでいう智慧とは、ものごとの本当の姿を見きわめる力のこと。そこから「三人寄れば文殊の知恵」ということわざが生まれ、いまも学業成就を願う人々の信仰を集めている。 【名前と姿】 正式には文殊師利(もんじゅしり)菩薩といい、文殊はその略である。 普賢(ふげん)菩薩とともに釈迦如来のわきに並ぶ脇侍(きょうじ)で、三体で「釈迦三尊」をかたちづくる。 獅子に乗った姿で表されることが多く、右手には迷いを断ち切る智慧の象徴である剣を、左手には蓮華や経典を持つ。 【日本三文殊】 文殊菩薩をまつる寺のうち、とくに知られる三つを「日本三文殊」と呼ぶ。 奈良県桜井市の安倍文殊院(あべもんじゅいん)は、大化の改新のころの左大臣・安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)の氏寺。本尊の文殊菩薩騎獅像は鎌倉時代の仏師・快慶の作とされ、高さ約7mの日本最大の文殊像である。善財童子など四体の従者の像とともに国宝に指定されている。 京都府宮津市の智恩寺(ちおんじ)は「切戸(きれと)の文殊」と呼ばれる。大同3年(808)、平城天皇の勅願寺として創建されたと伝わり、木造文殊菩薩像は国の重要文化財である。 山形県高畠町の大聖寺(だいしょうじ)は「亀岡文殊(かめおかもんじゅ)」と呼ばれる。大同2年(807)に徳一(とくいつ)が文殊菩薩をまつって開いたと伝わり、高さ29cmの木造文殊菩薩騎獅子像を秘仏の本尊としている。