学者・文化人江戸時代
葛飾応為
かつしかおうい

別名・通称
応為、お栄、葛飾北斎の娘
生涯・逸話
江戸後期を代表する女性浮世絵師。生年不詳(=1800年頃)・没年不詳(=1850年頃)、葛飾北斎の三女として生まれる。本名・栄(えい)、後に応為。
幼少期から父・北斎の元で絵を学び、堤等琳の弟子・南沢等明と結婚するも、夫の絵を「下手」と笑ったことから離縁された稀有な気骨。
実家に戻り、父・北斎の助手として晩年の北斎の多くの作品を支えた稀有な存在。父が「美人画は応為に及ばず」と評したとされる稀有な才能。
独立した作品も少数残るが、代表作:
- 「吉原格子先之図」(=太田記念美術館蔵)=遊郭の格子越しの光と影、西洋画的な明暗法を取り入れた稀有な傑作
- 「夜桜美人図」(=メナード美術館蔵)=月明かりの下で短冊に向かう女性、光と影の表現が稀有な傑作
近年、北斎の作品の中に応為作とされるものが多数発見され、再評価が進む稀有な存在。北斎の臨終を看取った後、消息は不明。