公家飛鳥時代
額田王
ぬかたのおおきみ

別名・通称
額田、額田女王、万葉集の名歌人
生涯・逸話
飛鳥時代を代表する女流歌人、絶世の美女。生没年不詳、7世紀後半に活躍した稀有な存在。鏡王の娘とされる。
第40代天武天皇(=大海人皇子)の妻となり、皇女・十市皇女(とおちのひめみこ)を産んだ稀有な経歴。
その後、第38代天智天皇(=中大兄皇子)に愛され宮中に入った稀有な「天智・天武兄弟の三角関係」の中心人物。
『万葉集』に12首が収められた稀有な大歌人。代表作:
- 「あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る」=蒲生野で天武天皇に袖を振られた歌
- 「君待つとわが恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋の風吹く」=天智天皇を待つ歌
特に「あかねさす」の歌は、天武天皇(=元夫)が天智天皇(=現愛人)の妻となった額田王に袖を振った稀有な「兄弟・元夫婦・現愛人」の複雑な情愛を歌った稀有な傑作。
持統天皇6年(692)頃まで消息が確認できるが、それ以後は不詳。