学者・文化人平安時代
紫式部
むらさきしきぶ
970 〜 1019

Tosa Mitsuoki (1617 - 1691), Public domain, via Wikimedia Commons
別名・通称
藤式部、香子、源氏物語作者
平安中期の女性文学者(970?-1019?)。
世界最古の長編小説『源氏物語』の作者。
藤原道長の娘・彰子の女房として宮仕えしながら、当時の宮廷生活を題材に54帖の長編を著した。
生涯・逸話
世界文学史上の傑作『源氏物語』の作者、平安文学の最高峰。天禄元年(970?)、貴族・藤原為時の娘として京都に生まれる。本名は不明。
幼少期から漢学・和歌の才に秀で、父・為時に「お前が男子だったら」と惜しまれた稀有な才女。長徳4年(998)、藤原宣孝と結婚するも、わずか3年で夫と死別した。
その悲しみから『源氏物語』の執筆を始めたとされる。
寛弘2年(1005)頃、藤原道長の娘・中宮彰子の女房として宮廷出仕。
『源氏物語』(=全54帖、約100万字)は、光源氏とその子孫を中心に、3代70年余にわたる宮廷生活を描いた大長編小説。
「もののあはれ」の世界観を確立した日本文学の最高峰。
『紫式部日記』も残る。
寛仁3年(1019?)頃に没とされる(没年諸説)。
石山寺(滋賀大津)が「源氏物語起筆の地」として有名で、紫式部ゆかりの聖地として現代も人気。