公家飛鳥・奈良
安倍仲麻呂
あべのなかまろ
698 〜 770

別名・通称
仲麻呂、阿倍仲麻呂、朝衡、晁衡
奈良時代の貴族・遣唐留学生(698-770)。19歳で遣唐使として唐に渡り、優秀な成績で唐の科挙に合格、唐朝の高官(=安南都護)まで昇進した稀有な存在。唐の詩人・李白・王維と親交。帰国を試みるも嵐で挫折し、唐で没した稀有な悲劇。
生涯・逸話
日本史上最も成功した遣唐留学生、唐朝の高官。文武天皇2年(698)、阿倍船守の長男として大和国(=奈良)に生まれる。
霊亀2年(716)、18歳で第8次遣唐使に学問僧として選ばれ、翌養老元年(717)に唐(=中国)に渡った稀有な留学。
優秀な成績で唐の科挙(=官僚登用試験)に合格、唐朝の高官として宮中に仕えた稀有な存在。中国名「朝衡(ちょうこう)」「晁衡」と称された。
唐の大詩人・李白(=りはく)・王維(=おうい)・儲光羲ら当時の文化人と親交を結んだ稀有な国際人。
天平勝宝5年(753)、35年ぶりの帰国を試み、鑑真和上らと共に遣唐使船に乗船。しかし暴風雨で船が難破、安南(=ベトナム)に漂着、長安に戻った稀有な悲運。
代表歌「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」(=百人一首)=唐の地から日本の月を思った稀有な望郷の絶唱。
宝亀元年(770)、長安で73歳で没。生涯日本に帰れなかった稀有な悲劇。
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