この寺について
千葉県成田市にある、真言宗智山派(しんごんしゅうちざんは)の大本山です。平将門(たいらのまさかど)の乱の平定を願う祈りから始まったと伝わり、本尊は不動明王(ふどうみょうおう)です。初詣には例年約300万人前後が訪れるといわれ、全国の寺社のなかでも上位に数えられます。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、国の乱を鎮める祈りの場として始まった寺が、やがて庶民の願いを受けとめる寺へと広がっていった歩みにあります。
【はじまりは平将門の乱】
平安時代の中ごろ、関東では平将門(たいらのまさかど)が朝廷に対して兵を挙げました。朱雀天皇(すざくてんのう)の時代、乱の平定を祈るために、寛朝(かんちょう)が京都の神護寺(じんごじ)の不動明王像を奉じて下総(しもうさ)の国へ下ったと伝えられます。祈りは21日間続き、その最後の日に将門が討たれたとされます。天慶3年(940)にこの地で堂が建てられたのが、成田山の始まりと伝えられています。
【江戸の人びとの成田詣】
江戸時代になると、成田山にお参りする成田詣が江戸の人びとのあいだで盛んになりました。歌舞伎役者の初代市川團十郎(いちかわだんじゅうろう)は不動明王を深く信仰し、その屋号は成田屋(なりたや)になったと伝えられています。
【本堂の移り変わり】
現在の本堂は、昭和43年(1968)に建てられた大本堂です。その前の本堂だった釈迦堂(しゃかどう、安政5年・1858)と、さらに前の旧本堂だった光明堂(こうみょうどう、元禄14年・1701)も境内に残り、寺の発展の歩みをたどることができます。
【今も続く祈り】
正月三が日には、例年約300万人前後が初詣に訪れるといわれます。国の安泰を願う祈りから始まった寺が、いまも多くの人の願いを受けとめ続けています。
見どころ・特徴
【仁王門(におうもん)】
天保元年(1830)に建てられた門で、国の重要文化財です。
【大本堂(だいほんどう)】
昭和43年(1968)に建てられた現在の本堂で、御護摩祈祷(ごまきとう)が行われます。護摩木(ごまぎ)に願いを書いて不動明王の炎に納めることができ、堂内に上がって祈祷に参加することもできます。
【重要文化財の建物】
仁王門のほか、三重塔(正徳2年・1712)、釈迦堂(安政5年・1858)、光明堂(元禄14年・1701)、額堂(がくどう、文久元年・1861)の5棟が国の重要文化財です。
【不動明王像】
鎌倉時代後期につくられた木造の不動明王像と二童子(にどうじ)像が伝わり、国の重要文化財に指定されています。
【総門】
総ケヤキ造りの総門が、境内の表玄関です。
【成田山公園】
大本堂の奥に広がる回遊式庭園で、池や滝があります。入園は無料です。梅は2月から3月、紅葉は11月下旬から12月上旬が見ごろです。
【訪ねかた】
御護摩祈祷の申し込みは、大本堂に向かって右手の受付で行います。祈祷の時間は日によって異なるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。初詣の時期は参拝者がとても多くなります。
年中行事・お祭り
【元朝大護摩供(がんちょうだいごまく)】例年1月1日
新しい年の初めに行われる護摩祈祷です。
【初不動(はつふどう)】例年1月28日
新年最初の不動明王のご縁日です。
【節分会(せつぶんえ)】例年2月
豆まきで知られる行事です。2月から3月は成田山公園で梅も楽しめます。
【成田山花まつり】例年4月
春の行事です。
【柴灯大護摩供(さいとうおおごまく)】例年5月下旬と9月下旬の日曜日
屋外で大きな護摩を焚く行事で、火渡りも行われます。
【成田山祇園会(ぎおんえ)】例年7月
夏の祭礼です。
【七五三祝祷・菊花大会・紅葉まつり】例年10月から11月
七五三の祈祷や菊の展示、成田山公園の紅葉の行事が続きます。
【納め札お焚き上げ柴灯大護摩供】例年12月28日
一年の納め札を焚き上げる行事です。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
不動明王
宗派・寺格
真言宗智山派(しんごんしゅうちざんは)の大本山です。山号は成田山。仁王門、三重塔、釈迦堂、光明堂、額堂の5棟の建物と、木造の不動明王像・二童子像が、国の重要文化財に指定されています。
創建
天慶3年(940)の創建と伝わります。平将門の乱の平定を祈るため、寛朝(かんちょう)が神護寺(じんごじ)の不動明王像を奉じて下総(しもうさ)へ下ったのが由来です。祈祷の開始を天慶2年(939)とする辞典もあります。
この場所を巡る軸
基本情報
住所
千葉県成田市成田1
参拝時間
境内は自由に参拝できます。受付は午前8時から午後4時までとされています。御護摩祈祷は毎日、決まった時間に大本堂で行われますが、時間は日によって異なります。お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
【電車】
JR成田線の成田駅、京成本線の京成成田駅から、参道を通って徒歩約10分から15分です。
【車】
東関東自動車道の成田ICから約10分です。境内には専用の駐車場がなく、周辺の民間や市営の有料駐車場を利用します。初詣などの混雑期は、電車でのお出かけをおすすめします。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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