この神社について
福井県丹生郡越前町の織田(おだ)にある、越前国(えちぜんのくに)の二の宮(にのみや)です。一の宮は氣比神宮(けひじんぐう)です。素盞嗚大神(すさのをのおおかみ)、氣比大神(けひのおおかみ)、忍熊王(おしくまのみこ)をまつっています。織田信長の先祖の故郷にあたり、織田氏は代々、この神社の神官を務めた家柄でした。奈良時代の銘をもつ梵鐘(ぼんしょう)は、国宝に指定されています。
歴史・由来
この神社を知る鍵は、織田氏のふるさとであることと、奈良時代から祈願の霊場として尊ばれてきたことです。
【創建の伝え】社記(しゃき)によると、はるか昔、座ヶ岳(ざがたけ)の峰に素盞嗚大神をまつり、「劔大神(つるぎのおおかみ)」とたたえたのが始まりとされます。神功皇后(じんぐうこうごう)が摂政をしていたころ、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の第二皇子の忍熊王が、劔大神のご威光で、この地方を治めることができました。その感謝から、現在の地に社を建て、「劔大明神(つるぎだいみょうじん)」と仰いだと伝わります。略縁起(りゃくえんぎ)には、素盞嗚大神が忍熊王の夢枕に立ち、霊剣を授けたとあります。創建の年は分かっていません。
【奈良時代から中世】奈良時代から祈願の霊場として、朝廷や多くの人々に尊ばれました。国宝の梵鐘には、770年の銘があります。第49代の光仁天皇(こうにんてんのう)が奉納したといわれます。中世以降は、朝倉氏などの武将も崇敬しました。室町時代後期の古絵図には、神社と寺が一体だった神仏習合(しんぶつしゅうごう)の境内の様子が描かれています。
【織田氏とのつながり】鎮座地の織田は、織田氏の故郷です。織田氏は、越前の織田荘(おだのしょう)の荘官であり、この神社の神官も務めた家柄でした。応永年間(1394〜1427年)、神官の子の常昌(つねまさ)が、越前の守護だった斯波氏(しばし)に見出されて尾張(おわり)へ行き、故郷の地名から「織田」を名乗ったとされます。
【信長と戦国の武将】織田信長は、この神社を氏神として深く敬いました。武運を祈り、神領を寄進し、社殿を造るなどして、神社を守りました。天正3年(1575年)には、柴田勝家が、門前の税を免除する書状を出しています。そこには、この神社が信長の氏神であると記されています。天正10年(1582年)の本能寺の変のあと、織田の人々は、信長の御霊(みたま)を境内の小松建勲神社に合祀(ごうし)したと伝わります。
【江戸時代から近代】江戸時代の終わりには、伏見宮家(ふしみのみやけ)の御祈願所と定められ、拝殿の寄進を受けました。明治7年(1874年)に郷社(ごうしゃ)、明治34年(1901年)に県社となり、昭和3年(1928年)に国幣小社(こくへいしょうしゃ)に列せられました。
見どころ・特徴
【国宝の梵鐘】奈良時代の梵鐘で、770年(神護景雲4年)の銘があります。奈良時代の年が刻まれた鐘三口のうちの一つとされます。昭和31年(1956年)に、国宝に指定されました。
【織田氏ゆかりの神紋】神紋は、織田氏の家紋と同じ「織田木瓜紋(おだもっこうもん)」です。境内の小松建勲神社には、平重盛(たいらのしげもり)と織田信長がまつられています。
【本殿と拝殿】本殿は江戸時代初期の建物で、福井県の指定文化財です。拝殿は弘化4年(1847年)の建立です。
【おもかる石】願い事を思いながら持ち上げる石です。願いがかないやすいときは軽く、難しいときは重く感じるとされます。
【旧護摩堂】境内には、延宝3年(1675年)に建てられた旧神前院の護摩堂(ごまどう)が残ります。神社に寺があった神仏習合の名残で、越前町の指定文化財です。
【明神ばやしと神輿】秋の例大祭では、明神ばやしが奉納されます。町の指定文化財の神輿2基が、町を巡ります。
年中行事・お祭り
【歳旦祭・初詣】1月1日。正月三が日の参拝者は、例年15万人を超えます。新年の初祈祷は、1月1日が0時から18時、2日と3日が8時30分から17時、4日以降は8時から16時の受付です。
【節分厄除大祭】2月3日の14時。年男・年女が豆まきをして、厄を祓います。
【鎮火祭・大左義長】2月11日の14時。火の災いがないよう祈り、古い神札やお守りを焚き上げます。
【春季例大祭(祈年祭)】4月29日。秋の豊作を祈ります。明神ばやしの触れ太鼓や、子ども神輿の巡行があります。
【夏越大祓(茅の輪くぐり)】6月30日の19時30分。茅の輪をくぐって、疫病除けを祈ります。
【織田神社八幡祭り】7月15日の10時。境内の織田神社に白矢を供えて、大願成就を祈ります。
【夏祭・忠魂社みたま祭】8月15日。座ケ岳社から忌火(いみび)を採火して献灯し、戦没者の御霊を慰めます。
【秋季例大祭】10月9日と10日の10時。10日は、町の指定文化財の神輿2基が巡行し、明神ばやし、獅子舞、だいずり競演などが行われます。
【七五三詣】10月末から11月中旬。
【新嘗祭・秋上祭】12月1日。新しい米を供えて収穫を感謝します。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
素盞嗚大神氣比大神忍熊王
社格
越前国二の宮。旧社格は国幣小社(昭和3年〈1928年〉に列格)
創建
創建の年は不明。神功皇后が摂政のころ、忍熊王が現在の地に社を建てたと伝わる
ご利益
厄除け勝負運家内安全
テーマ
巨木・御神木パワースポット
基本情報
住所
福井県丹生郡越前町織田113-1
参拝時間
参拝時間は、公式サイトに記載がありません。新年の初祈祷の受付は、1月1日が0時から18時、2日と3日が8時30分から17時、4日以降は8時から16時です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
ハピラインふくいの武生駅から、織田経由・越前海岸方面行きのバスで約35分です。車では、北陸自動車道の武生ICまたは鯖江ICから約20分、福井ICから約40分です。普通車や大型バスは、隣の越前町織田文化歴史館の駐車場を利用します。ご祈祷を受ける人は、境内の駐車場も使えます。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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