TabiShiri
寺 台東区

谷中観音寺

やなかかんのんじ

別名:観音寺、蓮葉山観音寺(れんようざんかんのんじ)、蓮葉山妙智院観音寺、長福寺(ちょうふくじ)

この寺について
観音寺(かんのんじ)は、東京都台東区谷中(やなか)の寺町にある真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)の寺で、正式には蓮葉山妙智院観音寺(れんようざんみょうちいんかんのんじ)といいます。本尊は大日如来(だいにちにょらい)と阿弥陀如来(あみだにょらい)で、御府内八十八ヶ所(ごふないはちじゅうはちかしょ)の第42番札所です。 赤穂浪士(あこうろうし)の近松勘六(ちかまつかんろく)と奥田貞右衛門(おくださだえもん)の兄弟にあたる僧が、のちに住職をつとめた寺として知られ、境内には四十七士の供養塔があります。南側には国の登録有形文化財の築地塀(ついじべい)が残り、江戸の寺町の面影をたどれます。

歴史・由来

【赤穂浪士につながる寺】 観音寺の歴史は、江戸の寺町の移り変わりと、赤穂事件(あこうじけん)とのゆかりという二つの筋で語れます。 寺の公式サイトによると、慶長16年(1611)に尊雄(そんゆう)和尚が江戸の神田北寺町に長福寺(ちょうふくじ)として開きました。慶安元年(1648)に境内地が幕府の御用地となって谷中の清水坂へ移り、延宝8年(1680)に現在地へ移りました。 【寺号を改めたわけ】 享保元年(1716)、八代将軍徳川吉宗(とくがわよしむね)の跡継ぎ、のちの家重(いえしげ)の幼名と寺号が同じ「長福」だったため、長福寺を観音寺に改めました。同じころ、本所の弥勒寺(みろくじ、現在の墨田区)との本寺と末寺の関係も結ばれたと、公式サイトにあります。 【赤穂事件とのかかわり】 元禄15年(1702)、赤穂の旧藩士47人が吉良上野介(きらこうずけのすけ)の屋敷に討ち入りました。このうち近松勘六と奥田貞右衛門は、のちに観音寺の第六世住職となる朝山(ちょうざん)和尚の兄と弟にあたります。 寺の伝えでは、当時まだ修行中だった和尚が、兄と弟の思いを汲んで便宜をはかり、寺で義士たちの集まりがたびたび開かれたといいます。討ち入りのあと、寺には四十七士の供養塔が建てられました。 【火災と再建】 明和9年(1772)の明和の大火で諸堂が焼け、のちに再建されました。大正12年(1923)の関東大震災で本堂が傷み、昭和18年(1943)に現在の本堂が完成しています。 それまでの本尊は如意輪観音(にょいりんかんのん)と不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)の木造座像でしたが、現在は江戸時代につくられた唐銅(からかね)製の大日如来像と阿弥陀如来像が本堂に安置されています。

見どころ・特徴

【築地塀(ついじべい)】 境内の南側を区切る、長さ37.6メートルの塀です。瓦と粘土を交互に積み重ねた「練り塀(ねりべい)」という造りで、くぐり戸がひとつ付いています。台東区の観光案内では、人通りが絶えると江戸時代にタイムスリップしたような気分になる、と紹介されています。 平成12年(2000)4月28日に国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。築造の時期は、文化遺産オンラインでは文政年間(1818〜1831)ごろの再興のころ、寺の公式サイトでは幕末ごろと説明されています。平成4年(1992)には台東区の「まちかど賞」も受けています。 【赤穂義士の供養塔】 境内に四十七士の供養塔があります。『忠臣蔵(ちゅうしんぐら)』のファンや歴史好きの人が訪れる寺だと、公式サイトにあります。 【訪ねかた】 台東区の観光案内では、拝観時間は9時から16時、休業日はなしと紹介されています。築地塀は外からでも眺められるので、谷中の散歩の途中に立ち寄りやすい寺です。 【周辺を歩く】 門前の「谷中のみち」は、江戸時代に文人墨客(ぶんじんぼっかく)が散策した道とされ、谷根千(やねせん)エリアの散策路として親しまれていると、公式サイトにあります。同じ谷中には、第49番多宝院(たほういん)、第53番自性院(じしょういん)、第57番明王院(みょうおういん)などの札所もあります。
作品ゆかり
寺の公式サイトによると、築地塀は映画やドラマのロケ地になったことがあります。具体的な作品名は確認できていません。 赤穂事件は『忠臣蔵』として、歌舞伎やドラマの題材になっています。
学び・特徴
本尊
大日如来阿弥陀如来
宗派・寺格
真言宗豊山派/御府内八十八ヶ所 第42番/築地塀は国の登録有形文化財(建造物、平成12年〈2000〉4月28日登録)/寺の公式サイトによると、安永年間に設けられた三十三所観音参りの32番札所でもある
創建
慶長16年(1611)、尊雄和尚が神田北寺町に長福寺として開創(寺の公式サイト)。慶安元年(1648)に谷中、延宝8年(1680)に現在地へ移り、享保元年(1716)に観音寺と改称。
テーマ
霊場・巡礼
この場所を巡る軸
基本情報
住所
東京都台東区谷中5-8-28
参拝時間
台東区公式観光情報サイトでは、拝観時間は9時から16時、休業日はなしと案内されています。拝観料の有無や、御朱印・納経の受付時間は確認できていません。お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車】JR日暮里駅から徒歩約6分、東京メトロ千代田線の千駄木駅から徒歩約6分です(寺の公式サイト)。京成電鉄の日暮里駅からも約6分と、台東区の観光案内にあります。 【バス】東西めぐりんバスの「三崎坂上」から徒歩約3分です(台東区の観光案内)。 【車】専用駐車場の有無は確認できませんでした。公式サイトの交通案内に、車でお越しの場合の道順があります。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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