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史跡 江東区

萬年橋

まんねんばし

別名:万年橋

この史跡について
小名木川(おなぎがわ)が隅田川に出る河口に架かる、昭和5年(1930)11月に完成した鋼のアーチ橋。 江戸時代から知られた橋で、葛飾北斎と歌川広重が絵に描いた名所である。 江東区の都市景観重要建造物で、区の史跡「旧万年橋跡」としても登録されている。

歴史・由来

この橋を理解する鍵は、「江戸の水の道の入り口に立つ橋」だったという点にある。 小名木川は、徳川家康の命で小名木四郎兵衛が、塩を運ぶ水路としてつくらせた運河である。その隅田川に出る口に架かるのが萬年橋で、江戸時代には北岸に川船番所があり、江戸を出入りする船を見張っていた。この番所(深川口人改之御番所)は、寛文元年(1661)に東の中川口へ移され、中川番所となった。 橋の名は、「鶴は千年、亀は万年」にちなむとされる。この橋のあたりでは、放生会(ほうじょうえ)で放すための亀が売られていたという。江戸時代の橋は、虹のように弧を描く形だったとされ、橋の上からは隅田川越しに富士山を望めた。葛飾北斎は『富嶽三十六景』に、歌川広重は『名所江戸百景』の「深川萬年橋」に、この橋を描いている。初代の橋がいつ架けられたかは、資料によって説が分かれている。 現在の橋は、関東大震災後の復興事業で、昭和5年(1930)11月に架けられた。1径間のタイドアーチ橋で、長さは約56メートル。道路の照明灯、船のための航路灯、橋の親柱に特徴があり、通りや隅田川テラスからもよく目立つ。江東区は、この橋を都市景観重要建造物に指定している。

見どころ・特徴

【広重の絵と見比べる】広重の「深川萬年橋」は、亀をぶら下げた手桶と橋の欄干を大きく描き、その向こうに隅田川と富士山を見せる大胆な構図。橋の上に立って絵を思い浮かべると、江戸の景色が重なって見える。 【アーチの姿】1径間のタイドアーチ橋で、長さは約56メートル。隅田川テラスの側から眺めると、アーチの形がよく分かる。 【照明灯と親柱】道路の照明灯、航路灯、親柱に特徴がある。足を止めて細かい部分も見てみたい。 【番所のなごり】橋のたもとには、江戸時代に川船番所があった。小名木川の水運の入り口であったことが、橋のまわりの史跡からうかがえる。 【訪ねかた】歩道を歩いて渡れる。橋のあとは、隅田川テラスを上流の新大橋、下流の清洲橋へと歩くと、深川の橋めぐりになる。
作品ゆかり
葛飾北斎の『富嶽三十六景』「深川万年橋下」と、歌川広重の『名所江戸百景』「深川萬年橋」に描かれている。
学び・特徴
指定・選定
江東区の都市景観重要建造物。江東区の史跡「旧万年橋跡」(昭和56年〈1981〉登録)。
成立・年代
現在の橋は、昭和5年(1930)11月の完成。初代の架橋は江戸時代で、年は資料によって異なる。
テーマ
歴史建築深川
基本情報
住所
東京都江東区常盤1丁目から清澄1丁目・2丁目
見学時間
橋は終日、歩いて渡れます。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車】東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河」駅から徒歩約6分。都営地下鉄大江戸線・新宿線「森下」駅から徒歩約9分。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

訪問記録

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