この寺について
東京都清瀬市中清戸にある曹洞宗の寺院で、山号は安松山。慶長元年(1596年)、玉室應珍を開山、地元の並木主水安松を開基として開かれました。本尊は釈迦如来。武蔵野三十三観音霊場第6番の札所で、境内には札所本尊の一葉観音がまつられています。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、江戸幕府から正式に土地を認められた格式ある禅寺でありながら、地元の人の手によって開かれた身近な寺でもある、という二つの顔を併せ持つ点にあります。
全龍寺が開かれたのは慶長元年(1596年)のことです。開山(かいさん、寺を開いた僧)として迎えられたのは、大門村(だいもんむら、現在の東久留米市)にある浄牧院(じょうぼくいん)という寺の九世住職だった玉室應珍という禅僧でした。そして開基(かいき、寺を開くために支えた人)となったのは、当時この村に暮らしていた並木主水安松という人物です。山号の「安松山」は、この並木主水安松の名にちなむと伝えられています。宗派は曹洞宗で、本尊には釈迦如来(しゃかにょらい、仏教を開いたお釈迦様の姿)をまつっています。
その後、全龍寺は江戸幕府から「寺領十五石」という朱印地(しゅいんち、幕府が公式に認めた寺の土地)を与えられました。これは、地域の小さな禅寺が幕府から正式な格式を認められていたことを示す記録です。
時代が下り、昭和15年(1940年)には郷土史家・柴田常恵(しばたじょうえ)の発願で武蔵野三十三観音霊場が結成され、全龍寺はその第6番の札所に定められました。境内には、巡礼者が手を合わせる札所本尊として一葉観音(いちようかんのん、蓮の葉に乗る姿で知られる観音様の一つ)がまつられています。戦時中の混乱を経て、この霊場は平成5年(1993年)に有志の手で再結成され、今も多くの人が33の寺をめぐる巡礼を続けています。
見どころ・特徴
【水天宮】境内の大きな木のそばには、水天宮(すいてんぐう)がまつられています。木の陰に静かにたたずむ姿は、境内を歩く楽しみのひとつです。
【石灯籠】本堂の前には、細かい彫刻が施された石灯籠(いしどうろう)が置かれています。石工の技をじっくり眺めてみてください。
【十六羅漢】表情豊かな十六羅漢(じゅうろくらかん、お釈迦様の教えを守り伝えたとされる16人の弟子の石像)が並んでいます。ひとつひとつ顔つきが違うので、見比べながら歩くのがおすすめです。
【一葉観音】武蔵野三十三観音霊場第6番の札所本尊として、一葉観音(いちようかんのん)がまつられています。33か寺をめぐる観音巡礼の一つとして訪れる人も少なくありません。
年中行事・お祭り
学び・特徴
主祭神
釈迦如来(本尊)一葉観音(札所本尊)
社格
江戸幕府より寺領十五石の御朱印(朱印地、幕府公認の寺領)を認められた寺院です。武蔵野三十三観音霊場では第6番の札所にあたります。
創建
慶長元年(1596年)創建。開山は玉室應珍(大門村・現東久留米市の浄牧院九世住職)、開基は並木主水安松(法号・宅翁常久)。開山は慶長18年(1613年)、開基は正保4年(1647年)に没しています。
ご利益
厄除け所願成就
テーマ
観音霊場巡礼曹洞宗十六羅漢
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
東京都清瀬市中清戸1-524
参拝時間
具体的な参拝時間を示す公開情報は確認できませんでした。日中の参拝が一般的と考えられますが、正確な時間は事前に寺院へお問い合わせのうえご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
西武池袋線清瀬駅から徒歩約15分です。駐車場の有無については確認できていません。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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