TabiShiri
祭り・伝統行事一覧

石清水祭

いわしみずさい
神事
開催時期の目安
例年9月15日・未明
月別カテゴリ: 9月

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。(2026-08-22 時点の情報)

この祭りについて
賀茂祭(葵祭)・春日祭と並ぶ「三大勅祭」の一つで、天皇陛下からの勅使が遣わされる、日本の神社祭祀の最上位に位置する祭事。863年(貞観5年)に清和天皇の勅命で始まり、1160年以上一度も途絶えていない稀有な祭りである。 見どころは9月15日の未明2時、山上の御本殿から御鳳輦(ごほうれん)が発輦し、松明の明かりを頼りに男山を下り、山麓の頓宮(とんぐう)まで神霊が渡御する「神幸行列」。総勢500人以上、白装束の神職・楽人・行装が松明の炎と共に暗闇の山道を静かに進む場面は、他の祭りでは見られない神秘的な光景で、平安時代の宮廷神事の姿がそのまま残る。 夜明け頃、頓宮に到着した御鳳輦の前で「奉幣の儀」(勅使が幣帛を捧げる儀式)と「放生行事」(放生川に魚を放つ)が古式に則って行われる。「放生」は仏教の生類憐憫の教えと神道が融合した八幡信仰独特の儀礼で、日本の宗教史における神仏習合の生きた姿を今に伝える。 一般参拝者は頓宮での「奉幣の儀」を遠くから見学できる。夜明けとともに石清水祭が完了する頃には、山上の社殿にも朝日が差し込み、清和源氏を祖とする武家の棟梁たちが尊崇したこの社の格式に触れることができる。