この寺について
秩父三十四観音霊場の第32番札所。山号は般若山(はんにゃさん)、宗派は曹洞宗です。本尊は聖観世音菩薩で、船に乗り櫂(かい)を持つ珍しい姿から「お船観音」と呼ばれています。本堂の奥にある観音堂は断崖に建つ懸崖造り(けんがいづくり)で、さらにその先の巨岩「お船岩」の上には奥の院があり、鎖をたどって登る山岳行場として知られています。
歴史・由来
法性寺を理解する鍵は、行基(ぎょうき)による開山の言い伝えと、鎌倉時代の中興、そして険しい岩山に築かれた独特な伽藍(がらん)にあります。
寺伝によれば、奈良時代に僧・行基がこの地を訪れ、岩場に観音菩薩像を安置したのが始まりと伝えられています。平安時代の延暦年間(782年から806年ごろ)には、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が大般若経(だいはんにゃきょう)600巻をこの寺に納めたとも伝わり、山号「般若山(はんにゃさん)」はこれに由来するといわれています。
歴史上はっきりと記録が残るのは、貞永元年(1232)に眼応玄察(がんおうげんさつ)という僧がこの寺を中興(ちゅうこう、再興)したことです。その後、江戸時代に智外宗察(ちがいそうさつ)が再び中興し、このときに曹洞宗(そうとうしゅう)へと宗派を改めました。現在の観音堂は宝永4年(1707)の建立で、断崖にせり出すように建てられた懸崖造りです。翌々年の宝永7年(1710)には、秩父三十四観音霊場で唯一という鐘楼を兼ねた仁王門も建てられました。
見どころ・特徴
【お船岩と奥の院】観音堂からさらに奥へ登った先には、船のへさきのように突き出た巨大な岩「お船岩」があります。この岩の上が奥の院で、南側に大日如来像(だいにちにょらいぞう)、北側の断崖には本尊にちなむお船観音像が安置されています。鎖をたどって登る本格的な岩場で、たどり着くと秩父盆地を見渡す絶景が広がります。
【タフォニ】観音堂の裏手の岩には、蜂の巣のような無数の小さな穴が見られます。「タフォニ」と呼ばれるこの地形は、岩の中の塩分が表面ににじみ出て結晶化し、岩の表面を少しずつ崩していく風化現象によってできたもので、秩父ジオパークの見どころのひとつにもなっています。
【秩父札所唯一の鐘楼門】仁王門は宝永7年(1710)の建立で、秩父三十四観音霊場の中で唯一、鐘楼を兼ねた造りになっています。
【子授け地蔵】子宝を願う人々に親しまれてきたお地蔵様も祀られています。
学び・特徴
主祭神
聖観世音菩薩
社格
曹洞宗・秩父三十四観音第32番・般若山お船観音
創建
寺伝では奈良時代に行基が開山したと伝わりますが、歴史上はっきりと記録が残るのは貞永元年(1232)、眼応玄察による中興です。江戸時代には智外宗察が再び中興し、曹洞宗へ改めました。
ご利益
縁結び厄除け
テーマ
山・登拝パワースポット
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
埼玉県秩父郡小鹿野町般若2661
参拝時間
3月から11月は午前8時から午後5時まで、12月から2月は午前8時から午後4時までです。正午から12時30分までは昼の休憩時間です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
西武秩父駅から西武観光バス「小鹿野車庫・栗尾行き」に乗り、「松井田」で下車後、徒歩約60分(約4キロメートル)です。小鹿野町営バスを利用する場合は、「長若中学校前」で下車すると徒歩約30分(約2キロメートル)です。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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