この寺について
秩父三十四観音霊場の第11番札所で、曹洞宗(そうとうしゅう)のお寺です。本尊は十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)。秩父の街を見下ろす羊山丘陵(ひつじやまきゅうりょう)続きの山の中腹にあり、西武秩父駅から歩いて15分ほどで着けます。正月3日の元三大師(がんざんだいし)の縁日と、境内から眺める夕日で親しまれています。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、「一度すべてを失い、そこから立ち上がった寺」という点にあります。
【札所としての始まり】寺では、秩父札所が開かれたと伝わる文暦元年(1234)以来の歴史を伝えています。寺を開いたのは門海上人(もんかいしょうにん)とされます。
【門海上人の霊験】門海上人が病に倒れたとき、夢に金剛神(こんごうしん)が現れ、それから病が良くなったと伝わります。この話から、本尊の十一面観音は病気平癒(へいゆ)と長寿を祈る仏として信仰されてきました。
【天台宗の大寺として】江戸時代には観音堂・仁王門(におうもん)・庫裡(くり、僧の住まい)がそろった立派な寺で、もとは天台宗(てんだいしゅう)に属していました。いまも天台宗ゆかりの元三大師を祀っているのは、その名残です。
【秩父大火と再建】明治11年(1878)の秩父大火で建物が焼け、寺はいったん廃れました。その後、曹洞宗の寺として再建され、現在の観音堂と庫裡が建てられました。
【新しい院号】令和元年(2019)11月、境内に龍のような雲が現れたことをきっかけに、「龍門院(りゅうもんいん)」の院号を名乗るようになりました。
見どころ・特徴
【秩父の街を見わたす観音堂】羊山丘陵に続く山の中腹にあり、境内から秩父の市街地と周りの山々を一望できます。札所の歌である御詠歌(ごえいか)に「夕日かがやく」と詠まれたとおり、夕方の眺めがとくに美しいお寺です。
【厄除け元三大師】元三大師は、平安時代の天台宗の高僧・良源(りょうげん)の通称です。厄除けや疫病退散の仏として祀られ、1月3日の縁日には多くの人がお参りに訪れます。
【普賢菩薩】辰年・巳年生まれの人の守り本尊とされる普賢菩薩(ふげんぼさつ)も祀られています。
【不動明王と布袋尊】境内には不動明王(ふどうみょうおう)と、七福神のひとり布袋尊(ほていそん)も祀られています。
【江戸時代のおみくじ箱】江戸時代から伝わるおみくじ箱が今も残っています。
【秩父市の史跡】この札所は、昭和40年(1965)に秩父市の史跡に指定されました。
年中行事・お祭り
学び・特徴
主祭神
十一面観世音菩薩
社格
曹洞宗/秩父三十四観音霊場 第11番札所/秩父市指定史跡(昭和40年〈1965〉1月25日指定)
創建
寺伝では文暦元年(1234)以来の歴史を伝える(秩父札所開創の伝承による)。開基は門海上人(もんかいしょうにん)と伝わる。
ご利益
健康・病気平癒厄除け
テーマ
霊場・巡礼夜景・眺望
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
埼玉県秩父市熊木町43-28
参拝時間
境内は自由にお参りでき、拝観料はかかりません。御朱印(納経)の受付は8時から17時まで(11月から2月は16時まで)です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
秩父鉄道「御花畑駅」、西武鉄道「西武秩父駅」から、どちらも徒歩約15分(約1km)。車の場合は、関越自動車道・花園ICから国道140号経由で約40分。無料駐車場があります(約50台)。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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