この寺について
秩父三十四観音霊場(ちちぶさんじゅうしかんのんれいじょう)の第5番札所。正式名称は小川山語歌堂(おがわさんごかどう)で、宗派は臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)。本尊は准胝観世音菩薩(じゅんていかんぜおんぼさつ)で、慈覚大師(じかくだいし)の作と伝わる。日本百観音霊場の中でも准胝観音を本尊とする札所は数えるほどしかなく、貴重な存在とされる。お堂そのものには常駐の僧はおらず、御朱印は250メートルほど東にある長興寺(ちょうこうじ)でいただく。
歴史・由来
語歌堂の名の由来を語るうえで欠かせないのが、和歌をめぐる不思議な一夜の物語です。
寺に伝わる話によれば、このお堂は、札所5番の納経所(のうきょうじょ、御朱印をいただく場所)である長興寺(ちょうこうじ)の大檀那(だいだんな、有力な後援者)であった本間孫八(ほんままごはち)が、准胝観世音菩薩(じゅんていかんぜおんぼさつ)を安置するために建てたのが始まりとされています。歌人でもあった孫八が、和歌の奥義(おうぎ、深い極意)を求めて堂にこもっていたところ、旅の僧が現れ、夜を徹して和歌の道を語り合いました。ところが明け方になると、その僧の姿は消えていました。孫八は、この僧こそ観音さまの化身だったのだと悟り、堂を「語歌堂」と名付けたと伝えられています(なお、この旅の僧を「聖徳太子の化身」とする伝えを載せる資料もあります)。
現在のお堂は、文化年間(ぶんかねんかん、1804年から1818年ごろ)の建立で、当時25歳の若い棟梁(とうりょう、大工の親方)が手がけた最初の仕事だったと伝えられています。四間四方(よけんしほう)の方形造り(ほうぎょうづくり)で、仁王門(におうもん)を構える姿は、建立から200年以上たった今も大きく変わっていません。昭和48年(1973年)には横瀬町の史跡に指定されました。
観音堂本体には常駐の僧がいない、いわゆる無人堂(むじんどう)ですが、御朱印は250メートルほど東にある長興寺で受けることができ、観音堂と別当寺(べっとうじ、管理する寺)という札所本来の姿を今に伝えています。
見どころ・特徴
【和歌にまつわる名前の由来】
「語歌堂」という珍しい名前は、堂にこもって和歌の奥義を求めていた本間孫八(ほんままごはち)が、旅の僧と一晩じゅう和歌を語り合った末、その僧が観音さまの化身だったと悟ったという言い伝えに由来します。歌に縁のあるお堂として、和歌や文芸に親しむ人にも訪ねてほしい札所です。
【日本でも珍しい准胝観音の札所】
本尊の准胝観世音菩薩(じゅんていかんぜおんぼさつ)は、日本百観音(西国・坂東・秩父を合わせた100か所の観音霊場)の中でも、これを本尊とする札所はごくわずかとされています。慈覚大師(じかくだいし)の作と伝わる、貴重な観音さまです。
【江戸時代のお堂を今に伝える】
現在のお堂は文化年間(1804年から1818年ごろ)の建立で、25歳の若い棟梁(とうりょう)による最初の仕事だったと伝わります。四間四方の方形造りに仁王門を構えた姿は、昭和48年(1973年)に横瀬町の史跡に指定されました。
【長興寺とセットで巡る】
語歌堂には常駐の僧がいないため、御朱印は250メートルほど東にある長興寺(ちょうこうじ)でいただきます。あわせて訪ねることで、観音堂と別当寺(べっとうじ)という札所本来の姿を味わうことができます。
学び・特徴
主祭神
准胝観世音菩薩
社格
臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)。正式名称は小川山語歌堂(おがわさんごかどう)。秩父三十四観音霊場第5番札所で、納経所(御朱印所)は長興寺(ちょうこうじ)。
創建
寺伝(じでん、寺に伝わる話)では、長興寺の大檀那・本間孫八(ほんままごはち)が、慈覚大師(じかくだいし)の作と伝わる准胝観世音菩薩を安置するために建立したとされていますが、正確な年代は分かっていません。現在のお堂そのものは、文化年間(1804年から1818年ごろ)の再建と伝わります。
ご利益
縁結び厄除け
テーマ
パワースポット
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
埼玉県秩父郡横瀬町横瀬6119
参拝時間
語歌堂そのものは無人のお堂で、決まった開扉時間はありません。御朱印をいただく長興寺の受付は、おおむね午前8時から午後5時まで(11月から2月は午後4時まで)で、正午から12時30分ごろは休憩となることが多いようです。詳しい時間は長興寺へ直接お問い合わせください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
バスの場合、西武秩父駅から西武観光バスの定峰(さだみね)行きまたは皆野(みなの)駅行きに乗り、「語歌堂」または「語歌橋」というバス停で下車後、徒歩約3分。
徒歩の場合、西武秩父線「横瀬」駅から徒歩20分から25分ほど。
駐車場は、長興寺に7台分、観音堂のそばに2台分、少し離れた場所にさらに5台分あります(大型バスは利用不可)。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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