この寺について
曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院で、山号は高谷山(こうこくさん)。秩父三十四観音霊場の第4番札所。境内には約1,319体もの石仏が立ち並び、その圧倒的な数が参拝者を驚かせる。石仏群は、天明の大飢饉の犠牲者供養のため寛政元年(1789)頃から造立が進んだと伝わる。本尊は十一面観世音菩薩。
歴史・由来
金昌寺を理解する鍵は、境内を埋め尽くす石仏群にある。
寺に伝わる説話集『観音霊験記(かんのんれいげんき)』によれば、かつて荒木丹下(あらきたんげ)という乱暴者がいた。ある日、巡礼の娘に情けをかけず打ちすえたところ、その娘は観音の化身であったといい、丹下はこれを機に改心して仏道に帰依し、観音堂を建てたのが寺の起こりと伝わる。
現在の姿の起源となったのが石仏群である。天明3年(1783)に始まった浅間山の大噴火と天明の大飢饉により、多くの犠牲者が出た。その供養のため、寛政元年(1789)頃、当時の住職・古仙登嶽和尚(こせんとうがくおしょう)が石仏の造立を発願し、以後、寄進者たちの手によって羅漢・如来・菩薩などさまざまな姿の石仏が境内に建てられていった。最盛期には約3,800体を数えたが、明治の廃仏毀釈で多くが失われ、現在残るのは約1,319体。それでも「石仏の博物館」と呼ぶにふさわしい、稀有な景観をつくり出している。
境内の回廊には「子育て観音」と呼ばれる石仏がある。赤子に乳を含ませる母子像で、子を授かりながらもその子を失った寄進者・吉野屋半左衛門(よしのやはんざえもん)が、供養のために建てたと伝わる。
見どころ・特徴
【石仏群】境内に約1,319体もの石仏が立ち並ぶ、秩父札所の中でも屈指の景観。羅漢・如来・菩薩などさまざまな姿の石仏があり、埼玉県指定有形民俗文化財となっている。天明の大飢饉の犠牲者供養のため、寛政元年(1789)頃から造立が進んだと伝わる。
【子育て観音】本堂回廊にある、赤子に乳を含ませる母子の姿の石仏。子を亡くした寄進者・吉野屋半左衛門が供養のために建てたと伝わる、境内でもひときわ目を引く一体。
【仁王門】茅葺屋根を持つ、秩父札所の中でも優美な山門とされる。上層には500体の石造羅漢像が納められている。
【荒木丹下の伝説】説話集『観音霊験記』に伝わる、乱暴者・荒木丹下が観音の化身に諭されて改心したという寺の起こりの物語も、あわせて味わいたい。
学び・特徴
主祭神
十一面観世音菩薩
社格
曹洞宗(そうとうしゅう)。山号は高谷山(こうこくさん)。秩父三十四観音霊場第4番。石仏約1,319体(埼玉県指定有形民俗文化財)。
創建
開創年代・開山者は判然としない。説話集『観音霊験記』には荒木丹下の伝説が伝わり、現在の石仏群は天明の大飢饉の犠牲者供養のため寛政元年(1789)頃、古仙登嶽和尚の発願で造立が進んだ。
ご利益
縁結び厄除け健康・病気平癒
テーマ
パワースポット歴史
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
埼玉県秩父市山田1803
参拝時間
8時から17時まで
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
西武秩父線「西武秩父」駅から西武観光バスで「金昌寺」下車、徒歩約5分(バス乗車約20分)。秩父三十四観音霊場3番札所・常泉寺からは徒歩約20分。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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