TabiShiri
寺 御朱印 秩父市

真福寺

しんぷくじ

別名:大棚山真福寺(おおだなさんしんぷくじ)

この寺について
埼玉県秩父市の山あいにある曹洞宗の寺院で、秩父三十四観音霊場の第2番札所。本尊は聖観世音菩薩。観音堂を守る住職はおらず、御朱印や納経は山を下った先にある光明寺で受け付けている。参道には梅や桃、桜が続き、「桃源郷」とも呼ばれる。

歴史・由来

真福寺を訪ねると、まず目に入るのは山あいにひっそりと建つ観音堂である。この寺を理解する鍵は、一人の鬼女(きじょ)を救ったという伝説にある。 寺の起こりについて、創建の年は分かっていない。伝えられているのは、大棚禅師(おおだなぜんじ)という僧の物語である。この地に住んでいた女性が、嫉妬や欲の心から鬼女になってしまい、悪行を重ねていた。ところがある日、鬼女は観音菩薩の像に手を合わせ、「鬼畜の身から抜け出したい」と涙ながらに願った。大棚禅師はその姿に心を動かされて戒を授け、鬼女は竹の杖を寺に納めて姿を消したという。この言い伝えから、寺の周りは「大棚」と呼ばれるようになった。 本尊の聖観世音菩薩立像は、高さ60センチメートルほどの一木造り(いちぼくづくり)で、室町時代の作と伝わる。かつての境内には観音堂のほか本堂・札堂(ふだどう)・仁王門・羅漢堂・稲荷社・諏訪社などが並んでいたというが、これらは火災で失われた。現在の観音堂は、万延元年(1860)の火災で焼けたのちに、明治41年(1908)に再建されたものである。江戸時代の意匠を今に伝える向拝(こうはい、堂の正面の屋根)の彫刻には、当時の職人の技が生きている。

見どころ・特徴

【観音堂】入母屋造(いりもやづくり)・銅葺きの堂で、明治41年(1908)の再建。正面の向拝には江戸時代末期らしい丁寧な彫刻が施されている。 【本尊 聖観世音菩薩】一木造りの立像で、室町時代の作と伝わる。秘仏として、ふだんは扉の奥に安置されている。 【参道の石仏】石段の脇には地蔵菩薩などの石仏が並び、巡礼の歴史を感じさせる。 【千部塔(せんぶとう)】境内に立つ供養塔。 【春の花】参道は梅・桃・桜が続けて咲くことで知られ、「桃源郷」とたとえられることもある。 【市指定史跡】昭和40年(1965)、秩父市の史跡に指定されている。
年中行事・お祭り
真福寺は無住の寺のため、独自の年中行事は確認できなかった。秩父三十四観音霊場としての巡礼行事(総開帳など)については、麓の光明寺または秩父札所連合会にご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
聖観世音菩薩
社格
曹洞宗。秩父三十四観音霊場の第2番札所で、麓の光明寺が別当(べっとう、管理を担う寺)を務める。観音堂は昭和40年(1965)、秩父市の史跡に指定されている。
創建
創建年は分かっていない。大棚禅師が鬼女を導いて観音堂を建てたという言い伝えが残るのみで、年代を示す記録は見つかっていない。
ご利益
健康・病気平癒厄除け
テーマ
山・登拝パワースポット桜
この場所を巡る軸
基本情報
住所
埼玉県秩父市山田3095
参拝時間
観音堂そのものに決まった開閉時間はなく、いつでも参拝できる。ただし無住のため、御朱印・納経は麓にある光明寺の窓口で受け付けており、その受付時間は8時から17時まで(11月から2月は16時まで)。正午から12時30分は昼の休憩にあたる。 時間は変更されることがあるため、お出かけ前に光明寺へご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
電車・バスの場合、西武秩父線「西武秩父」駅から西武観光バス「定峰・皆野駅」方面行きに乗り、「光明寺入口」で下車。そこから光明寺までは徒歩約5分、観音堂まではさらに坂道を登って徒歩約35分から50分かかる。 車の場合は境内近くに駐車場がある。石段や急な坂道が続く道のりなので、歩きやすい靴で出かけると安心である。道中に並ぶ石仏や、春には参道を彩る梅・桃・桜も、登る楽しみのひとつになる。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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