この寺について
高野山真言宗の古刹。神亀2年(725)行基菩薩の創建と伝わる。坂東三十三観音第6番札所。「飯山観音」の名で知られ、相模川を見下ろす山の中腹に位置する。本尊の十一面観音は安産祈願の観音として信仰を集め、春は桜、秋は紅葉の名所としても親しまれている。
歴史・由来
正式名は「飯上山長谷寺(いいがみさんちょうこくじ)」。坂東三十三観音霊場の第六番札所として、古くから関東一円の信仰を集めてきた観音霊場である。
寺伝によれば、創建は奈良時代の神亀2年(じんきにねん、725年)。行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が東国巡錫(じゅんしゃく、諸国をめぐり歩くこと)の途中にこの地を訪れ、自ら十一面観音像を彫って安置したのが始まりと伝わる。2025年には開山1300年を迎えた。
大同2年(だいどうにねん、807年)には弘法大師(こうぼうだいし、空海)がこの地を訪れて教化にあたったと伝わり、これに深く帰依した領主・飯山権太夫(いいやまごんだゆう)が伽藍を整えたという。
鎌倉時代には、源頼朝が家臣の秋田城介義景(あきたじょうのすけよしかげ)に命じて観音堂を造営させたと伝わり、鎌倉幕府とのゆかりも深い寺として知られる。
以後、「飯山観音」の名で親しまれ、十一面観音は安産祈願の観音として、地域の女性たちの篤い信仰を集めてきた。今も坂東三十三観音霊場の一番として、多くの巡礼者が訪れている。
見どころ・特徴
参道の長い石段は、桜の名所として全国的に知られる。境内には約3千本の桜が咲き、「かながわの花の名所100選」「かながわの景勝50選」にも選ばれている。春には「あつぎ飯山桜まつり」が開かれ、多くの花見客で賑わう。
仁王門は江戸時代の建立。門に立つ仁王像は宝永6年(ほうえい6ねん、1709年)に飯山村の人々の願いによって造立されたもので、令和2年(2020)に大規模な改修を経て今の姿を伝えている。
本堂(観音堂)は江戸期の再建で、内陣には本尊の十一面観音菩薩立像が秘仏として安置されている。ふだんは厨子の中で拝むことはできないが、正月三が日(1月1日から3日まで)、4月8日の例大祭、11月3日には御開帳され、直接お姿を拝観できる。
境内には樹齢400年と伝わるイヌマキの大木が立ち、長い歴史を今に伝えている。
麓には飯山温泉が広がり、参拝のあとに立ち寄れる日帰り入浴施設もある。観音参りと温泉を組み合わせて一日楽しめる、厚木の隠れた名所である。
年中行事・お祭り
【本尊御開帳】毎年1月1日から3日まで、4月8日、11月3日
秘仏の本尊・十一面観音菩薩立像が特別に開帳され、直接お姿を拝観できる
【あつぎ飯山桜まつり】例年3月下旬から4月上旬
境内から参道にかけて約3千本の桜が咲き誇り、花見客で賑わう
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
十一面観音
社格
高野山真言宗・坂東三十三観音第6番・飯山観音
創建
神亀2年(725)行基菩薩の創建と伝わる
ご利益
縁結び子宝・安産厄除け
テーマ
桜紅葉パワースポット
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
神奈川県厚木市飯山5605
参拝時間
8時30分から16時30分まで
拝観無料
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
小田急本厚木駅よりバス「飯山観音前」下車徒歩約10分
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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