この寺について
真言宗単立の古刹。慶雲元年(704年)、文武天皇の勅願により真応上人(しんのうしょうにん)が開創したと伝わる。西国三十三所第28番札所。日本三景「天橋立」を見下ろす、成相山中腹の絶景の山寺として名高い。本尊の聖観世音菩薩は秘仏。「身代わり観音」「願い事が成り合う寺」として信仰を集め、二度と撞かれることのない「撞かずの鐘」など数多くの伝説が残る。五重塔は平成10年(1998年)に鎌倉時代の様式で再建されたもの。
歴史・由来
慶雲元年(704年)、文武天皇の勅願により真応上人(しんのうしょうにん)が開創したと伝わる。ただし中世以前の詳しい寺史は、はっきりとはわかっていない。平安時代の説話集『今昔物語集』にもその名が見え、山岳霊場として全国に知られる存在だったという。
成相山の中腹、標高約350メートルの地に建つ、丹後半島屈指の山岳寺院。寺の旧境内は、古代から中世にかけての山林寺院のありようを伝える貴重な遺構として、2016年に国の史跡に指定されている。
本尊・聖観世音菩薩像には「身代わり観音」の伝承がある。ある修行僧が雪に閉ざされて食べ物に困り、やむなく猪の肉を口にしてしまったところ、実はそれは本尊が身代わりとなって傷ついていたものだったという。「願いが成り合う(かなう)寺」として、寺の名の由来にもなったこの観音は、今も多くの参拝者の信仰を集めている。
境内の鐘は「撞かずの鐘」と呼ばれる。慶長年間(1608年ごろ)の鋳造の際、資金の寄進を断った家の子どもが誤って溶けた銅の中に落ちてしまうという悲しい出来事があったと伝わる。それ以来、この鐘を撞くと子どもの泣き声が聞こえるといわれ、子どもを悼む思いから、今も撞かれることなく伝わっている。
境内の「底なし池」は、弁天堂に付随する池で、大蛇にまつわる言い伝えが残る。寺の小僧たちを次々と襲った大蛇を、住職が知恵を絞って退治したという物語で、地域の伝説集にも収められている。
見どころ・特徴
最大の魅力は、天橋立・宮津湾を見下ろす絶景の立地。境内から少し下った「傘松公園」では、天橋立を股の間からのぞいて眺める「股のぞき」が楽しめる、丹後を代表する絶景スポットとして知られる。
「五重塔」は平成10年(1998年)に完成した、鎌倉時代の様式を再現した木造塔。
「撞かずの鐘」は慶長年間の鋳造にまつわる悲しい伝説から、今も撞かれることなく境内に伝わる。
境内の「鉄湯船(てつゆぶね)」は鎌倉時代の作と伝わり、隣接する智恩寺(天橋立)にある重要文化財指定の鉄湯船と、ほぼ同じ形・寸法とされる貴重な遺物。
「底なし池」には大蛇退治の言い伝えが残り、弁天堂とともに境内の見どころのひとつになっている。
学び・特徴
主祭神
聖観世音菩薩
社格
真言宗単立。西国三十三所第28番札所。
創建
慶雲元年(704年)、文武天皇の勅願により真応上人が開創したと伝わる。ただし中世以前の詳しい寺史ははっきりしない。
ご利益
縁結び健康・病気平癒厄除け
テーマ
山・登拝パワースポット絶景
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
京都府宮津市成相寺339
参拝時間
拝観時間は8時から16時30分までです。拝観料は大人500円で、中学生以下は無料です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
天橋立駅から天橋立の松並木を徒歩または観光船で渡り、天橋立ケーブルカー府中駅からケーブルカーまたはリフトで傘松公園へ上ります。そこから成相登山バスに乗り換えて約7分です。公共交通機関を利用する場合、天橋立駅からの所要時間の目安は合計40分程度です。
車の場合、与謝天橋立インターチェンジから約20分です。駐車場があります。
登山道を歩いて上ることもできますが、本格的な山道になるため、時間に余裕を持ってお出かけください。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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