この寺について
天台宗の古刹。推古天皇35年(627年、すいこてんのう)、法道仙人(ほうどうせんにん)を開山として推古天皇の勅願で根本中堂が建てられたのが始まりと伝わる。西国三十三所第25番札所。標高552メートルの御嶽山(みたけさん)に位置する山岳霊場で、根本中堂(本尊:十一面観音)と大講堂(本尊:千手観音)の2棟の大伽藍からなる。播磨平野を一望し、晴れた日には淡路島まで見渡せる絶景が広がる。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、山の上に湧いた霊泉への感謝から生まれた名と、たびたびの焼失を乗り越えて受け継がれてきた歴史にある。
寺伝によれば、推古天皇35年(627年、すいこてんのう)、インドから渡来した法道仙人(ほうどうせんにん)を開山として、推古天皇の勅願(ちょくがん)により根本中堂が建てられたのが始まりとされる。もとよりこの地は水に乏しかったが、法道仙人が水神に祈ったところ霊泉が湧き出し、その感謝から「清水寺」と名付けられたと伝わる。「播州清水寺」の呼び名は、同じく観音霊場として知られる京都の清水寺と区別するためのものである。
奈良時代の神亀2年(725年)には、聖武天皇(しょうむてんのう)が行基菩薩(ぎょうきぼさつ)に勅願して大講堂を建立したと伝わり、根本中堂・大講堂の二つの大伽藍を持つ山岳寺院としての姿が整った。
平安時代末、花山法皇(かざんほうおう)が西国三十三所を巡拝した際にこの寺を訪れて詠歌したことから、西国三十三所第25番の札所として数えられるようになったという。
近代には大きな試練もあった。大正2年(1913年)の火災で堂塔伽藍の多くを焼失したが、建築家・武田五一(たけだごいち)の計画のもと、宮大工・伊藤平左衛門(いとうへいざえもん)の手により大正6年(1917年)に根本中堂・大講堂とも再建された。焼失前の姿に倣って建てられた根本中堂は、平成11年(1999年)に国の登録有形文化財となっている。
見どころ・特徴
【焼失からの再建】大正2年(1913年)の火災で堂塔伽藍のほとんどを焼失したが、建築家・武田五一(たけだごいち)が計画を手がけ、大正6年(1917年)に根本中堂・大講堂とも再建された。根本中堂は平成11年(1999年)に国の登録有形文化財となっている。
【根本中堂と大講堂】「根本中堂」には秘仏の十一面観音、「大講堂」には千手観音を本尊として祀る、二つの大伽藍からなる山岳寺院。
【山頂からの絶景】御嶽山の山頂付近、標高552メートルに位置し、播磨平野や瀬戸内海を一望できる。晴れた日には淡路島や明石海峡大橋まで見渡せる。
【四季の花と紅葉】春の桜やしゃくなげ、初夏のあじさい、秋の紅葉と、四季を通じて楽しめる。紅葉の時期には特別行事が開かれることもある。
学び・特徴
主祭神
十一面観音(根本中堂の本尊)千手観音(大講堂の本尊)
社格
天台宗 御嶽山(みたけさん) 西国三十三所第25番 神仏霊場巡拝の道第78番(兵庫13番)
創建
推古天皇35年(627)
ご利益
縁結び健康・病気平癒厄除け
テーマ
山・登拝パワースポット
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
兵庫県加東市平木1194
参拝時間
8時から17時まで(入山は16時30分まで)、年中無休。拝観料は大人500円、高校生300円、中学生以下は無料。ただし令和8年(2026年)10月1日から大人800円に改定される予定。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR福知山線「相野」駅から神姫バスで約35分(運行は1日2便のみのため、事前に時刻の確認をおすすめする)。車の場合は、中国自動車道「ひょうご東条インターチェンジ」または舞鶴若狭自動車道「三田西インターチェンジ」から約20分。境内に無料駐車場があり、乗用車約340台、大型バスも駐車できる。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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