この寺について
善峯寺(よしみねでら)は、京都市西京区にある天台宗単立の寺院。長元2年(1029)、源算上人(げんさんしょうにん)が開創した。西国三十三所第20番札所。標高約400メートルの善峯山に位置し、京都市街から大阪湾まで見渡せる絶景で知られる。境内を縦横に延びる天然記念物「遊龍の松」(全長37メートル)は必見。徳川5代将軍・綱吉の生母・桂昌院(けいしょういん)が厚く帰依した寺として、ゆかりの遺物を多く残す。
歴史・由来
善峯寺を理解する鍵は、この寺が皇室の祈願所として整えられ、のちに徳川将軍家の母によって再興されたという、ふたつの大きな後ろ盾を持ってきたことにある。
長元2年(1029)、比叡山横川(よかわ)で修行した源算上人(げんさんしょうにん、恵心僧都源信の弟子)が、47歳のときにこの山に入り、自ら彫った千手観音を本尊として小堂に祀ったのが始まりと伝わる。長元7年には後一条天皇から鎮護国家の道場と定められ、長久3年には後朱雀天皇の勅命により、洛東の鷲尾寺(がくおうじ)から遷された千手観音が新たな本尊となった。建久3年(1192)には後鳥羽天皇から「善峯寺」の寺号を賜っている。
宗派は天台宗単立で、特定の本山には属していない。京都西山にある「西山三山」(善峯寺・光明寺・楊谷寺)の一つとして、山岳信仰の中心でもあった。
応仁の乱でその多くを焼失したが、徳川5代将軍・綱吉の生母・桂昌院(けいしょういん)の篤い崇敬を受けて、元禄期(1688〜1704)に大規模に再興された。桂昌院は、江戸の護国寺を創建したことでも知られる人物である。
「遊龍の松(ゆうりゅうのまつ)」は、樹齢600年以上、全長約37メートルの天然記念物のクロマツ。安政4年(1857)、右大臣・花山院家厚(かざんいんいえあつ)によってこの名がつけられた。
見どころ・特徴
見どころは、地面を這うように枝を伸ばす「遊龍の松」。樹齢600年以上、全長約37メートルの巨大なクロマツで、国の天然記念物に指定されている。
多宝塔は元和7年(1621)に賢弘(けんこう)によって再建されたもので、境内に残る建物の中で最も古く、国の重要文化財に指定されている。本尊は愛染明王(あいぜんみょうおう)。
春の桜、夏のあじさい、秋の紅葉と、四季を通じて花が美しく、京都西山でも屈指の景観を誇る。とくに「白山桜あじさい苑」は約3000坪の敷地に約8000株のあじさいが咲き、京都市内を見わたせる高台にあることから「天空のあじさい苑」とも呼ばれる。奥之院まで山道を登れば、京都市街を一望できる。
【訪ねかた】
参拝後は、近くの長岡天満宮や光明寺、楊谷寺(柳谷観音)とあわせて訪ねれば、京都西山の名所をたっぷり楽しめる。
年中行事・お祭り
【白山桜あじさい苑】例年6月上旬〜7月上旬
約8000株のあじさいが咲く庭園が公開される。
【名残のあじさい供養会】例年7月中旬
剪定したあじさいを池に浮かべて供養する行事。
【紅葉期特別早朝開門】例年11月下旬
紅葉の時期にあわせて、朝6時30分から特別に開門される。
【除夜の鐘】12月31日
先着108名が鐘をつくことができる。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
千手観世音菩薩
社格
天台宗単立。西国三十三所第20番札所。京都西山三山(善峯寺・光明寺・楊谷寺)の一つ。
創建
長元2年(1029)、源算上人の開創と伝わる。
ご利益
厄除け縁結び学業・合格
テーマ
桜紅葉庭園山・登拝
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
京都府京都市西京区大原野小塩町1372
参拝時間
拝観時間は8時(土日祝)または8時30分(平日)から17時まで(受付は16時45分まで)。拝観料は大人500円、高校生300円、小中学生200円。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
阪急「東向日」駅から阪急バスで「善峯寺」終点下車すぐ。境内は坂道や石段が多く、山門から本堂までは徒歩約150メートル、石段約40段ほどある。駐車場は山門前にあり、1台500円。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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