この寺について
真言宗泉涌寺派(しんごんしゅうせんにゅうじは)の寺院。泉涌寺(せんにゅうじ)の塔頭(たっちゅう)のひとつで、西国三十三所第15番札所。大同2年(807)、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が熊野権現(くまのごんげん)のお告げによって開いたと伝わる。本尊の十一面観音(じゅういちめんかんのん)は、後白河上皇(ごしらかわじょうこう)の頭痛を治したという言い伝えから「頭痛封じの観音様」として親しまれ、ぼけ封じ近畿十楽観音(ぼけふうじきんきじゅうらくかんのん)第1番札所でもある。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、「頭痛封じ」という信仰のもとになった、後白河上皇の故事にある。
寺の始まりは大同2年(807)にさかのぼる。唐(とう)から帰った翌年、弘法大師空海が東山でまばゆい光を見て老人と出会い、「この山に一寸八分(いっすんはちぶ)の観音がいる、自分は熊野権現としてこの地を守る」と告げられたと伝わる。空海はそのお告げに従って一堂を建て、みずから一尺八寸の十一面観音像を刻み、授かった小さな像を体内仏として納めたという。弘仁3年(812)には嵯峨天皇(さがてんのう)から寺領や資材を賜り、堂宇が整えられた。
永暦元年(1160)、後白河上皇はこの地に熊野権現を勧請(かんじょう、神仏を迎えてまつること)した。その後、上皇は持病の頭痛に悩まされていたが、当寺の観音への祈願によって平癒したと伝わる。この故事から「頭痛封じの観音様」として広く知られるようになり、現在も「頭の観音さん」として頭痛平癒やぼけ封じを願う参拝者を集めている。
見どころ・特徴
【子護大師(こまもりだいし)】境内には、子どもや孫の健康・学業成就・交通安全を祈願できる子護大師の像がまつられている。家族で立ち寄りたいスポット。
【本堂】正徳2年(1712)に建てられた堂で、西国三十三所の巡礼者がまず参拝して御朱印をいただく場所。本尊の十一面観音は弘法大師の作と伝わる秘仏。
【五智の井(ごちのい)】弘法大師が寺を開いたときに湧き出させたと伝わる霊泉。
【紅葉】境内は秋になると色づくもみじに包まれ、静かに紅葉を楽しめる穴場として知られる。
【周辺の寺院とあわせて】隣接する泉涌寺(皇室ゆかりの「御寺(みてら)」として知られる)や、紅葉の名所として知られる東福寺(とうふくじ)とあわせて、京都東山南部をじっくり巡ることができる。
年中行事・お祭り
【除夜の鐘(じょやのかね)】例年12月31日、鐘楼で百八回の鐘がつかれる。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
十一面観音
社格
真言宗泉涌寺派・西国三十三所第15番・洛陽三十三所観音霊場第19番・ぼけ封じ近畿十楽観音第1番・頭痛封じ観音
創建
大同2年(807)
ご利益
健康・病気平癒厄除け学業・合格
テーマ
紅葉パワースポット
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
京都府京都市東山区泉涌寺山内町32
参拝時間
8時から17時まで
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
市バス「泉涌寺道」下車、徒歩10分。JR・京阪「東福寺」駅から徒歩約15分。京都駅からはタクシーで約5分。駐車場は普通車数台まで無料で利用できる。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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