この寺について
本山修験宗の別格本山。宝亀元年(770)に光仁天皇の勅願で創建。西国三十三所第10番札所。約2万株のアジサイで「あじさい寺」として名高く(見頃は例年5月下旬から7月上旬ごろ)、ツツジ・蓮・紅葉と四季を通じて花が楽しめる。本堂に安置される秘仏の千手観音は33年ごとの御開帳。
歴史・由来
本山修験宗の別格本山、西国三十三所第10番札所。この寺を理解する鍵は、寺の始まりそのものが、光にまつわる不思議な伝承に彩られている点にある。
寺伝によれば、宝亀元年(ほうきがんねん、770年)、光仁天皇の勅願により、南都大安寺(なんとだいあんじ)の僧・行表(ぎょうひょう)が開いたと伝わる。宮中に毎夜、金色の光が届くのを光仁天皇が不思議に思い、家臣に調べさせたところ、宇治川の支流をさかのぼった渓流の滝壺で、光の源である千手観世音菩薩の像が見つかったという。その後、一枚の蓮の花びらが流れてきて、一尺二寸(約36センチ)ほどの小さな二臂(にひ、腕が二本)の観音像に姿を変えたとも伝わる。
のちに、光仁天皇の子である桓武天皇(かんむてんのう)が、白檀(びゃくだん)の木で二丈一尺(約6メートル)もの大きな千手観世音菩薩像を新たに彫らせ、その胎内に元の小さな観音像を納めて安置したのが「大悲閣(だいひかく)」の始まりと伝わる。
このように御室(みむろ、神仏を祀る建物)をこの地に移して本尊を安置したことから「御室戸寺」と称するようになり、のちに「三室戸寺」の字が当てられるようになったという。本尊の千手観世音菩薩は厳重な秘仏として、33年に一度だけ御開帳される。
見どころ・特徴
【あじさい園】
例年5月下旬から7月上旬ごろにかけて、約2万株のアジサイが杉木立の間を埋め尽くす。関西を代表するあじさいの名所として知られ、期間中は夜間のライトアップが行われることもある。
【つつじ・蓮・紅葉】
4月下旬から5月にかけてはつつじ、7月から8月にかけては蓮、11月には紅葉と、一年を通じて花の美しさが楽しめる寺として親しまれている。
【本尊と大悲閣】
本堂の「大悲閣」に安置される本尊の千手観世音菩薩は、厳重な秘仏として33年に一度しか御開帳されない。ふだんは飛鳥様式のお前立ち像を拝むことができる。
宇治は「源氏物語」の「宇治十帖」の舞台としても知られ、周辺の寺社とあわせて巡る人も多い。
年中行事・お祭り
【あじさい園の公開】例年5月下旬から7月上旬ごろ
約2万株のアジサイが見頃を迎え、期間中は夜間ライトアップが行われることもある
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
千手観音
社格
本山修験宗別格本山・西国三十三所第10番・あじさい寺
創建
宝亀元年(770)光仁天皇の勅願により行表が開創
ご利益
縁結び健康・病気平癒厄除け
テーマ
紫陽花紅葉庭園
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
京都府宇治市菟道滋賀谷21
参拝時間
8時30分から15時10分まで(御朱印受付も同時刻まで)、16時に完全閉門
拝観料は大人1000円、小人500円
8月11日から17日、12月29日から31日は休み。荒天時も拝観中止となる場合あり
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
京阪宇治線「三室戸」駅より徒歩15分
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
記録を確認中...