この寺について
神亀5年(728)に行基が開創したと伝わる天台宗の古刹。本堂・仁王門・聖観音立像など複数の国指定重要文化財を有し、作家・瀬戸内寂聴が住職を務めたことで広く知られる。例年6月中旬から8月下旬の「あじさい祭り」には多くの参拝者が訪れる。
歴史・由来
八葉山天台寺を理解する鍵は、長い荒廃ののちに二人の文人僧によって甦った「再生の歴史」にある。
神亀5年(728)、聖武天皇の勅願により行基が開創したと伝わる。南北朝期から江戸初期にかけて堂宇は荒廃を重ねたが、南部藩の支援によって復興が進み、明暦3年(1657)に仁王門が、万治元年(1658)に本堂が再建された。いずれも国指定重要文化財として今日に残る。
転機となったのは昭和51年(1976)、作家・今東光の住職就任である。次いで昭和62年(1987)、作家・瀬戸内寂聴が第53代住職として晋山した。樹木が繁る境内を整備し、法話と執筆の場として全国から読者・信者を集め、「あじさいの寺」として知名度を高めた。令和3年(2021)に99歳で遷化するまで、寂聴尼は四季折々の天台寺を愛し続けた。
本堂の「不滅の法灯」は比叡山延暦寺の根本中堂から分灯されたもの。創建から千年以上を経た今もなお、その炎は燃え続けている。
見どころ・特徴
【国指定重要文化財】平安時代後期作の聖観音立像・十一面観音立像、万治元年(1658)築の本堂、明暦3年(1657)築の仁王門の4件が国重要文化財に指定されている。仁王門の仁王像は運慶作と伝わる。
【不滅の法灯】本堂内には比叡山延暦寺の根本中堂から分灯された法灯が灯り続ける。千年の炎の連なりを間近に感じられる。
【あじさい】境内では例年6月中旬から8月下旬にかけてあじさいが咲き揃う。瀬戸内寂聴がこよなく愛した花として知られ、「あじさい祭り」期間中は多くの参拝者でにぎわう。
【境内の見どころ】姥杉の焼け跡(根元直径約5m)、清水が湧く桂清水、月山神社、伝・長慶天皇陵が点在する。
【拝観料】500円(中学生以下無料)。
年中行事・お祭り
【どんと焼き】例年1月中旬に行われる。正月飾りを焚き上げる伝統行事。
【春の例大祭(花まつり)】例年5月5日に行われる。神楽の奉納が催される。
【あじさい祭り】例年6月中旬から8月下旬にかけて開催。境内を彩るあじさいを楽しみながら参拝できる。
【秋の例大祭】例年10月第一日曜日に行われる。神楽の奉納と法話が催される。
【護摩供】毎月18日・28日に住職による護摩供(加持祈祷)が行われる。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
作品ゆかり
作家・瀬戸内寂聴が第53代住職を務めた寺として、その著作や関連ドキュメンタリーで広く取り上げられてきた。境内に隣接する「瀬戸内寂聴記念館」では、寂聴ゆかりの品々を展示している。
学び・特徴
主祭神
聖観音菩薩
社格
天台宗
創建
神亀5年(728)、聖武天皇の勅願により行基が開創したと伝わる。
ご利益
縁結び健康・病気平癒厄除け
テーマ
山・登拝紅葉パワースポット
基本情報
住所
岩手県二戸市浄法寺町御山久保33
参拝時間
4月〜10月:8:30〜17:00 11月〜3月:8:30〜16:00 拝観料:500円(中学生以下無料)
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
IGRいわて銀河鉄道・二戸駅から岩手県北バス「天台寺」停留所下車(所要約40分)、またはタクシー利用。東北新幹線「二戸駅」からも同様。駐車場あり(無料)。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
記録を確認中...