この寺について
曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院で、山号は大梅拈華山(だいばいねんげさん)、院号は圓通(えんづう)。南北朝時代の貞和4年(1348年)、無底良韶(むていりょうしょう)禅師が開いた、東北地方で最初の曹洞宗の道場である。本尊は如意輪観音(にょいりんかんのん、秘仏)。かつては永平寺・總持寺と並ぶ、東北地方における曹洞宗第三の本山という格式を持っていた。境内の法堂(本堂)は、日本最大級と言われる茅葺(かやぶ)き屋根を持ち、惣門・庫裡とともに国の重要文化財に指定されている。
歴史・由来
この寺の歴史を語る鍵は、東北地方に初めて曹洞禅(そうとうぜん)をもたらした古刹(こさつ)が、幾度もの火災を越えて今日の姿を保ってきた歩みにある。
南北朝時代の貞和4年(1348年)、總持寺(そうじじ)二祖・峨山韶碩(がさんじょうせき)禅師の高弟であった無底良韶禅師が、この地に曹洞禅の道場を開いた。まもなく崇光天皇(すこうてんのう)から正式な寺として認められ、二世・月泉良印(げっせんりょういん)禅師の時代には、永平寺・總持寺と並ぶ「東北地方における曹洞宗第三の本山」という高い格式を得た。江戸時代初期にこの格式は失われたが、現在も73か寺の末寺を持つ大寺院である。
歴史の中では火災に何度も見舞われており、室町時代の1444年から江戸時代の1799年までの間に、記録に残るだけで6回の火災があったという。特に寛政11年(1799年)の火災は、月泉良印禅師の400回忌の当日に庫裡(くり)から出火し、寺のほとんどを焼き尽くす大火となった。その後、仙台藩の支援を受けながら、半世紀にわたる復興が続けられた。
見どころ・特徴
【法堂(本堂)】日本最大級と言われる茅葺き屋根を持つ、間口約30メートル・奥行約21メートルの大建築。寛政11年(1799年)の大火で焼失したのち、江戸時代後期に再建されたもので、平成2年(1990年)9月11日に国の重要文化財に指定されている。
【惣門】寛文5年(1665年)建立の四脚門(しきゃくもん)で、切妻造(きりづまづくり)・栩葺(とちぶき)の屋根を持つ。国の重要文化財。平成の大修理(1995年から2006年)の際、極彩色の仏画が新たに見つかり、迦陵頻伽(かりょうびんが)や竜などが描かれていたことが分かった。
【庫裡】本堂と同時期に再建された、間口約33メートル・奥行約17メートルの建物。国の重要文化財。
【蛇紋岩(じゃもんがん)の石段】参道に敷かれた蛇紋岩の石段が独特の景観をつくる。
【無底良韶禅師の頂相画(ちんそうが)】延文5年(1360年)作の開山禅師の肖像画で、岩手県指定文化財。絹本著色(けんぽんちゃくしょく)、縦72.6センチ・幅36.2センチ。
平成の大修理には22億700万円が投じられた。座禅会や精進料理(要予約)の体験もでき、桜・コスモス・紅葉など四季折々の境内の風景も楽しめる。
学び・特徴
主祭神
如意輪観音
社格
曹洞宗における東北地方「第三の本山」格。永平寺・總持寺と並ぶ格式を持っていたが、江戸時代初期に失われた。現在は73か寺の末寺を持つ。
創建
貞和4年(1348年)
ご利益
厄除け家内安全出世・仕事
テーマ
山・登拝巨木・御神木
基本情報
住所
岩手県奥州市水沢区黒石町字正法寺129
参拝時間
拝観時間は9時から17時まで(11月から3月は16時まで)。年中無休。拝観料は大人500円、中学生300円、小人200円。30名以上の団体は1割引。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR水沢江刺駅から車で約20分(約8キロメートル)。JR水沢駅からは車で約25分。奥州スマートインターチェンジから車で約25分、平泉前沢インターチェンジから車で約30分。
公式サイト
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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