TabiShiri
寺 御朱印高野山真言宗別格本山 小松市

那谷寺

なたでら

この寺について
白山信仰(はくさんしんこう)の寺で、養老元年(717)に泰澄(たいちょう)が開いたと伝わる、高野山真言宗の別格本山です。天然の岩山「奇岩遊仙境(きがんゆうせんきょう)」と書院庭園が国の名勝に、本殿・拝殿・唐門・三重塔などが国の重要文化財に指定されています。戦乱で衰えた寺を加賀藩の前田利常(まえだとしつね)が再興し、松尾芭蕉も元禄2年(1689)に訪れました。

歴史・由来

【この寺を知る鍵は、岩屋(いわや)と白山信仰】 那谷寺の始まりは、山の岩屋にあります。公式サイトの年表によると、この地は弥生時代から碧玉(へきぎょく)という石の産地で、岩屋は祭りの場だったと考えられています。養老元年(717)、白山を開いたとされる泰澄が白山禅頂(はくさんぜんちょう)の修行を行い、この地に寺を開きました。当時は「岩屋寺」と呼ばれていたと伝わります。 【「那谷」の名】 平安時代の989年から992年ごろ、花山法皇(かざんほうおう)が北陸を訪れ、岩屋寺を「那谷寺」と改めたとの伝説があります。西国三十三所の那智山と谷汲山(たにぐみさん)から一字ずつ取った名と伝わります。 【戦乱と前田利常による再興】 南北朝から戦国時代にかけて3度焼け、寺は衰えました。寛永17年(1640)の春、加賀藩主の前田利常が鷹狩りの途中でこの寺を見つけます。利常は寛永19年(1642)にかけて、本殿・唐門・拝殿・三重塔・護摩堂などを造営し、参道に杉を植えました。同じ年に「那谷寺縁起」がまとめられ、寺は高野山真言宗となりました。 【芭蕉の参詣】 元禄2年(1689)8月、松尾芭蕉が那谷寺を訪れました。この年、高泉禅師(こうせんぜんじ)が境内の岩山を「奇岩遊仙境」と名付けたと、公式サイトの年表にあります。 【神仏分離のとき】 明治の初めに神仏分離が行われた寺社が多い中で、那谷寺では分離は行われず、白山宮が境内にまつられ続けました。

見どころ・特徴

【奇岩遊仙境(きがんゆうせんきょう)】 自然の岩山で、国の名勝に指定されています。木造の本殿は、この岩山の洞窟とつながっています。登って体感できると公式サイトにありますが、立ち入りの可否は時期によって変わるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。 【本殿・拝殿・唐門】 寛永19年(1642)に再建された、国の重要文化財です。三つの建物をあわせて「大悲閣(だいひかく)」とも呼びます。 【三重塔・護摩堂・鐘楼】 いずれも国の重要文化財です。三重塔は寛永19年(1642)の建立と伝わります。 【書院と庭園】 書院は国の重要文化財、書院庭園は国の名勝です。小堀遠州(こぼりえんしゅう)の指導で作られたと伝わり、石川県でもっとも古い庭園とされます。池の中の「三尊石」は、阿弥陀三尊(あみださんぞん)の姿にたとえられています。 【胎内くぐり】 本殿の下の洞窟をめぐり、生まれ変わりを祈る体験です。 【神道火祭(しんとうひまつり)】 願いを書いた符(ふ)を祈祷(きとう)して焚き上げる祈りの儀式で、国内では那谷寺だけで行われていると公式サイトにあります。 【普門閣・宝物館】 前田家から寄進された美術品が展示されています。建物は白山麓から移築された古い民家です。 【展望台】 地上約20mにあり、奇岩遊仙境を含む境内を見渡せます。 【紅葉】 例年、色づき始めは10月下旬、見ごろは11月上旬から下旬です。イロハモミジなど13種類の木が色づきます。 【訪ねかた】 手すりのない岩場があるため、スニーカーなどの歩きやすい靴が公式サイトで勧められています。
年中行事・お祭り
【えんむすび祭】毎年10月の第1土曜日(予定) 公式サイトのお知らせによります。 【大般若転読法会(だいはんにゃてんどくほうえ)】10月(予定) 公式サイトのお知らせによります。 【秘仏本尊の特別公開】 2026年は9月1日から9月30日まで、秘仏本尊の「千手観音坐像」が特別公開されました。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

作品ゆかり
松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅の途中、元禄2年(1689)8月に参詣しました。境内の芭蕉句碑は、芭蕉の150回忌にあたる天保14年(1843)に建てられました。
学び・特徴
本尊
十一面千手観世音菩薩
宗派・寺格
高野山真言宗別格本山
創建
養老元年(717)に泰澄が開創しました。当時は「岩屋寺」と呼ばれたと伝わります。
ご利益
健康・病気平癒厄除け
テーマ
紅葉パワースポット庭園
基本情報
住所
石川県小松市那谷町ユ122
参拝時間
拝観時間は午前9時15分から午後4時までで、年中無休です。拝観料は、大人(中学生以上)1,000円、小学生300円、幼児は無料です。障がい者手帳を見せると500円です。一般拝観の所要時間は30〜40分ほどです。御朱印は金堂で授与されます。新庭園・三尊石・了了庵(りょうりょうあん)などの特別拝観は別料金で、実施の有無や期間が変わります。冬の積雪時は閉まります。ペット連れの拝観はご遠慮いただいています。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
JR北陸本線の粟津駅・小松駅・加賀温泉駅から、北鉄加賀バスの「那谷寺行き」が出ています。加賀温泉駅からは、加賀周遊バスCANVAS(山まわり線)で約35分です。タクシーでは、粟津駅から約10分、加賀温泉駅から約20分、小松駅から約30分、金沢駅から約65分です。車では、富山方面から小松ICで降りて約30分、福井方面から加賀ICで降りて約30分です。駐車場は無料で、バス40台、小型車200台です。
公式サイト
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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