この神社について
船橋市三山にある、船橋市の東部を代表する古社です。社伝では平安時代の初め、弘仁(こうにん)年間(810〜824年)の創建と伝わり、昔から安産の神さまとして地元の人に親しまれてきました。丑(うし)年と未(ひつじ)年に行われる「下総三山(しもうさみやま)の七年祭り」では、9つの神社が集まる祭りの中心となる神社で、この祭りは千葉県の無形民俗文化財に指定されています。境内の神楽殿(かぐらでん)では、市の無形民俗文化財になっている神楽も見られます。
歴史・由来
【創建と古名】
社伝では弘仁年間(810〜824年)、嵯峨天皇(さがてんのう)の勅命(ちょくめい)で創建されたと伝わります。古くは「寒川(さむかわ)神社」「二宮大名神」とも呼ばれたとされ、平安時代の法典『延喜式(えんぎしき)』の神名帳にある、下総国千葉郡の「寒川神社」にあたるとする説があります。ただし、創建の年代ははっきりしないとする資料もあります。
【藤原時平の合祀】
治承4年(1180年)に藤原時平(ふじわらのときひら)をあわせて祀ったと伝わります。時平は菅原道真(すがわらのみちざね)の政敵として知られ、天神(天満宮)を信仰する人はこの神社に参拝しなかった、とも伝えられています。
【七年祭りの由来】
文安2年(1445年)、この地の馬加(まくわり)城主だった馬加康胤(やすたね)が安産を祈って願いがかなったことが、祭りの始まりといわれます。別の言い伝えとして、藤原時平の子孫の一家の物語になぞらえた説もあります。
【社殿】
現在の本殿は、棟札(むなふだ)などから安永年間(1772〜1781年)に建て替えられたと考えられています。社殿は船橋市の有形文化財に指定されています。
【その後】
近代には旧郷社(きゅうごうしゃ)に位置づけられました。明治43年(1910年)に、若宮八幡神社と阿波八幡大神をあわせて祀ったとされます。
見どころ・特徴
【下総三山の七年祭り】
丑年と未年に行われる、千葉県指定の無形民俗文化財の祭りです。船橋市・千葉市・八千代市・習志野市の9つの神社が参加し、二宮神社はその中心にあたります。9社の神さまは一つの家族になぞらえられ、二宮神社は「父」の役です。大祭では神輿(みこし)が幕張の浜に出て、安産のお礼と祈りの儀式が行われ、「三山の祭りは後が先」といわれます。次の開催年は未年の2027年にあたります。
【二宮神社の神楽】
市指定の無形民俗文化財で、江戸時代には始まっていたとみられます。伝えられているのは16座で、翁舞(おきなまい)・猿田舞(さるたまい)・神明舞(しんめいまい)の3つは「三座」と呼ばれ、特に大切にされています。鋲打太鼓(びょううちだいこ)・鼓・しゃんぎりの音にのせて、地元の人たちが奉納します。
【社殿と大イチョウ】
本殿は、反りのある大きな唐破風(からはふ)が特徴の権現造(ごんげんづくり)です。境内には高さ約25mのイチョウの大木があり、市で大切にされている木として知られています。
【見学のヒント】
神楽は13時頃から始まります。その日の天気や見物の人数を見て演目が選ばれます。七年祭りの日程は年ごとに決まるので、お出かけ前に必ず公式サイトなどで確認してください。
年中行事・お祭り
1月15日 春の例祭(神楽殿で神楽を奉納。13時頃から)
2月3日 節分祭(社殿で神楽を奉納。大黒舞・獅子舞・鬼の舞は節分祭だけで演じられる)
10月16日 秋の例祭(神楽殿で神楽を奉納。13時頃から)
丑年・未年 下総三山の七年祭り(9月に小祭、10〜11月に大祭。大祭の時期は資料により異なります)
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
速須佐之男命稲田比売命(櫛稲田比売命)大国主命藤原時平(相殿)
社格
旧郷社。『延喜式』神名帳の下総国千葉郡「寒川神社」にあたるとする説があるが、式内社と確定した記述ではない。下総三山の七年祭り(県指定無形民俗文化財)の中心の社。
創建
社伝では弘仁年間(810〜824年)、嵯峨天皇の勅命により創建されたと伝わる
ご利益
子宝・安産
テーマ
祭り文化財古社歴史
基本情報
住所
千葉県船橋市三山5-20-1
アクセス
JR総武線「津田沼駅」北口から京成バス「二宮神社行き」で約20分、終点下車。習志野新京成バスの「二宮神社前」行き(約30分)もあります。京成線「大久保駅」から徒歩約20分。車は京葉道路の幕張ICまたは武石ICから約20分。無料の駐車場があります。バスの運行本数はバス会社でご確認ください。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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