TabiShiri
寺 御朱印 松江市

華蔵寺

けぞうじ

別名:龍翔山 華蔵寺

この寺について
臨済宗南禅寺派の寺院で、山号は龍翔山。標高453メートルの枕木山の頂近くに建つ。天長2年(825)に智元上人が開いたと伝えられ、慶長12年(1607)に堀尾吉晴が松江城を築いたとき、この山が城の北東、つまり鬼門にあたることから、城を守る祈願寺に定められた。薬師堂の木造薬師如来坐像は平安時代の作で国の重要文化財。境内の前と裏手にある展望台からは、中海・松江市街・宍道湖・大山までが一度に見渡せる。

歴史・由来

【この寺を理解する鍵】 華蔵寺(けぞうじ)は、標高453メートルの枕木山(まくらぎさん)の頂近くにある。松江の城下町から見ると、北東の空にそびえる山である。この「北東」という方角が、この寺のその後を決めた。 【山の上に開かれた寺】 松江観光協会の記すところでは、天長2年(825)に智元上人(ちげんしょうにん)が開いたと伝えられる。はじめは天台宗の寺だったが、鎌倉時代の末に禅宗の寺として復興されたという。山号は龍翔山(りゅうしょうざん)、いまは臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)に属している。 【鬼門を守る寺になる】 慶長12年(1607)、堀尾吉晴(ほりおよしはる)が松江城の築城に取りかかる。このとき問題になったのが、枕木山が城から見て北東にあたることだった。北東は鬼門(きもん)と呼ばれ、悪いものが出入りする方角とされていた。そこで華蔵寺は、城の鬼門を鎮める祈願寺(きがんじ、藩のために祈る寺)に定められた。 以後この寺は、松江藩主の祈願所であり続ける。明暦3年(1657)には、藩主の松平直政(まつだいらなおまさ)によって寺が再興された。境内に「お成り門」「お成りの間」といった名の建物が残るのは、藩主を迎える寺だったからである。 華蔵寺は、山の上の静かな禅寺であると同時に、城下町を守る役目を負った寺でもあった。 【平安時代から山にあった仏】 薬師堂に安置される木造薬師如来坐像(もくぞうやくしにょらいざぞう)は平安時代の作で、明治35年(1902)に国の重要文化財に指定された。像の高さはおよそ88センチ、ひのきの一木造(いちぼくづくり、一本の木から彫り出す造り)と伝えられる。 堀尾も松平もまだ現れていない時代から、この仏は山の上にあったことになる。城を守る寺に選ばれるより700年以上前から、ここには人が登り、手を合わせていた。 【眺めそのものが遺産】 華蔵寺の前と裏手には展望台がある。そこからは中海(なかうみ)と大根島、松江の市街、宍道湖(しんじこ)、そして遠く大山(だいせん)までが一度に見渡せる。 島根半島・宍道湖中海ジオパークは、この場所を「国引き神話の景観を一望できる古刹」としてジオサイト(地質遺産)に選んでいる。出雲国風土記が伝える国引き神話の舞台を、まとめて見下ろせる場所という意味である。

見どころ・特徴

【展望台からの眺め】華蔵寺の前と裏手に展望台がある。大根島を浮かべた中海、松江の市街、宍道湖、そして遠くに大山が一度に見渡せる。条件がよければ弓ヶ浜や隠岐の島まで望めるという。島根半島・宍道湖中海ジオパークは、この眺めを「国引き神話の景観を一望できる古刹」としてジオサイトに選んでいる。 【薬師堂の木造薬師如来坐像】国の重要文化財。平安時代の作で、明治35年(1902)の指定。像の高さはおよそ88センチ、ひのきの一木造と伝えられる。この寺でいちばん古いものである。 【お成り門・鐘楼門・地蔵堂】いずれも松江市指定文化財(昭和42年指定)。「お成り」とは藩主の来訪を指す言葉で、松江藩の祈願所だったこの寺の立場が、建物の名前にそのまま残っている。 【お成りの間と茶室】藩主が使った座敷と茶室で、こちらも松江市指定文化財。あわせて木彫欄間(もくちょうらんま)と、薬師如来の脇侍像(わきじぞう)も市の指定を受けている。 【訪ねかた】標高453メートルの山の上にあるので、車で上がるのが現実的。バスで向かう場合は「枕木山入口」から山道を登ることになり、所要時間は資料によって30分から1時間と幅があるので、時間に余裕をもって、日の高いうちに登りたい。眺めが目当てなら、空気の澄む秋から冬の晴れた日がよく見える。
学び・特徴
主祭神
釈迦如来薬師如来
社格
臨済宗南禅寺派。松江城の鬼門鎮護の祈願寺で、歴代松江藩主(堀尾家・松平家)の祈願所。
創建
天長2年(825)智元上人の開基と伝わる/鎌倉時代末に禅寺として復興、明暦3年(1657)松平直政が再興
ご利益
厄除け健康・病気平癒
テーマ
山・登拝夜景・眺望
基本情報
住所
島根県松江市枕木町205
参拝時間
拝観時間・拝観料についての公式な案内は見つからなかった。訪ねる前に寺へ直接お問い合わせいただくのが確実。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
JR松江駅から車で約30分。松江観光協会は、車を降りてから徒歩約15分と案内している。 バスの場合はJR松江駅からバスで約30分、「枕木山入口」下車。そこから山道を徒歩30分から1時間(資料により異なる)。 駐車場についての公式な案内は見つからなかった。
公式サイト
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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