TabiShiri
寺 御朱印 出雲市

鰐淵寺

がくえんじ

この寺について
浮浪山(ふろうざん)鰐淵寺(がくえんじ)は、出雲市の山あいに広がる天台宗の古刹。推古2年(594)、信濃出身の智春上人(ちしゅんしょうにん)が開いたと伝わる。境内奥の浮浪の滝(ふろうのたき)は修験道の聖地として知られ、幼いころの武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)が修行したという伝説も残る。山陰屈指と称される紅葉の名所でもあり、2016年には境内一帯が国史跡に指定された。

歴史・由来

鰐淵寺を理解する鍵は、境内奥にある「浮浪の滝(ふろうのたき)」への信仰と、比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)との結びつきという、二つの軸にある。 寺伝では、推古2年(594)に信濃(現在の長野県)出身の智春上人(ちしゅんしょうにん)が、推古天皇の眼の病を浮浪の滝に祈ったところ平癒したことから、その報恩として創建した勅願寺(ちょくがんじ)と伝わる。寺の名は、智春上人が修行中に滝壺へ落としてしまった仏器を、鰐(わにざめ)がえらに引っ掛けて助け上げたという言い伝えに由来するという。 平安時代末期には修験道の行場として栄え、天台宗の総本山・比叡山延暦寺の末寺となり、出雲でいち早くその教えを受け入れた寺として知られるようになった。鎌倉時代には出雲の有力武家・佐々木氏の保護を受け、出雲大社の神仏習合(しんぶつしゅうごう、神と仏を一体のものとして祀る信仰の形)における別当寺(べっとうじ、神社を管理する寺)を務めるまでになり、両者の関係は密接なものとなった。 南北朝時代には寺内で北院・南院の対立があったが、正平2年(1347)に和解し、現在地である別所へと移った。戦国時代には毛利氏の保護のもとで再興が進み、現在も残る根本堂(こんぽんどう)が天正5年(1577)に建立された。江戸時代に入ると出雲大社との関係は絶たれ、寺の規模は往時に比べて縮小したが、1400年にわたる法灯は途切れることなく受け継がれている。 境内には、幼いころの武蔵坊弁慶にまつわる伝説も残る。弁慶は仁平元年(1151)に松江で生まれ、18歳から3年間、この鰐淵寺で修行したと伝わる。のちに源義経に従って活躍したのち再び出雲を訪れ、伯耆国(現在の鳥取県)の大山寺(だいせんじ)から釣鐘を一晩で担いで持ち帰ったという伝説が残り、この釣鐘は現在、国の重要文化財に指定されている。 2016年には、中世の山林寺院としての姿を良く伝える遺構が評価され、境内一帯が国史跡に指定された。

見どころ・特徴

【浮浪の滝と蔵王堂】 境内から谷川沿いをしばらく進んだ先にある浮浪の滝は、修験者が身を清めた行場で、滝の岩窟には修験道の守り神・蔵王権現(ざおうごんげん)を祀る蔵王堂が建つ。武蔵坊弁慶もこの滝に打たれて修行したと伝えられている。 【武蔵坊弁慶ゆかりの品】 幼少期を鰐淵寺で過ごしたと伝わる武蔵坊弁慶にまつわる品が伝えられており、大山寺から一晩で担いで持ち帰ったという言い伝えのある銅鐘(国指定重要文化財)もそのひとつ。 【国指定重要文化財の数々】 現存する根本堂(天正5年・1577建立)をはじめ、飛鳥時代にさかのぼる銅造観世音菩薩立像2躯、平安時代後期の銅造不動明王像、中世の絵画や古文書など、多くの文化財が伝わる。 【山陰屈指の紅葉】 いろはもみじが境内を赤く染める紅葉の名所として知られ、見頃の11月中旬から下旬には多くの参拝者が訪れる。 【訪ねかた】 仁王門から根本堂までは長い石段が続き、途中には急な箇所もある。杖があると歩きやすいので、足元に不安のある人は用意しておくと安心。駐車場から本堂までも上り坂を15分ほど歩くことになるので、時間に余裕を持って訪れたい。
年中行事・お祭り
【弁慶ウォーク】例年9月 【弁慶まつり】例年10月 【紅葉まつり】例年10月下旬〜11月 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず出雲市や鰐淵寺にご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
千手観世音菩薩薬師如来
社格
天台宗。比叡山延暦寺の末寺で、出雲でいち早く天台の教えを受け入れた寺と伝わる。中国観音霊場第25番、出雲観音霊場第3番、出雲國神仏霊場第2番の札所。2016年には境内一帯が国史跡に指定された。
創建
推古2年(594)、信濃出身の智春上人(ちしゅんしょうにん)の開山と伝わる。推古天皇の眼の病を浮浪の滝に祈って平癒したことから、その報恩として建立された勅願寺との伝承がある。
ご利益
健康・病気平癒厄除け
テーマ
紅葉パワースポット巨木・御神木
基本情報
住所
島根県出雲市別所町148
参拝時間
拝観時間は8時から16時15分まで(閉門17時)。拝観料は大人500円、中学生・高校生300円、小学生200円。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
一畑電車でJR出雲市駅から雲州平田駅へ行き、平田生活バス「雲州平田駅~鰐淵寺~唐川」線に乗り換えて鰐淵寺で下車する。車の場合は出雲空港から約40分。駐車場(大型バス・普通車対応)があり、そこから本堂までは上り坂を徒歩約15分。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

記録を確認中...