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寺 御朱印浄土宗/法然上人二十五霊場第一番札所/山号 栃社山 久米郡久米南町

誕生寺

たんじょうじ

岡山県・久米郡久米南町の寺「誕生寺」

by Reggaeman, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

この寺について
浄土宗の開祖・法然上人が生まれた家の跡に建つ寺。 栃社山誕生寺、浄土宗。建久4年(1193年)、法然の弟子となった熊谷直実(蓮生)が旧宅を寺に改めたのが始まりと伝わる。御影堂と山門がともに国の重要文化財で、境内には法然の手植えと伝わる「逆木のイチョウ」が立つ。法然上人二十五霊場第一番札所。

歴史・由来

この寺を理解する鍵は、ここがもともと寺ではなく、一軒の家だったことにある。境内に立つと、寺というより屋敷の跡地を歩いている感覚がある。それは正しい感覚である。 【美作の押領使の館】長承2年(1133年)4月7日、この地で一人の男児が生まれた。幼名を勢至丸、のちの法然上人である。父は久米の押領使・漆間時国。地方を治める武人の家だった。 だが勢至丸が九歳のとき、父は夜討ちを受けて命を落とす。死にぎわの父は、子に敵討ちを禁じた。恨みは恨みを呼んで果てがない、という遺言であったと伝わる。少年は武士の道を捨て、仏門に入った。のちに専修念仏を説き、浄土宗を開くことになる。 【熊谷直実が建てた寺】建久4年(1193年)、法然の弟子となっていた熊谷直実、法名を法力房蓮生という武将が、この旧宅を寺に改めた。法然の等身像を安置し、誕生寺と号したのが始まりである。かつては「誕生律寺」と称し、その名を記した扁額がいまも御影堂に掲げられている。 一ノ谷で平敦盛を討ち、その罪の意識から出家した男が、師の生まれた家を寺にした。この寺の成り立ちには、父の遺言と、敦盛の死という、二つの「討つこと」への悔いが重なっている。 【江戸の伽藍】いま境内に立つ主な建物は江戸時代のものである。元禄8年(1695年)に御影堂が三代目として再建され、正徳6年(1716年)に山門が建てられた。どちらも国の重要文化財に指定されている。安政4年(1857年)には皇室から筋塀が寄進された。 【練供養】この寺の名を県外まで知らしめているのが、毎年4月第3日曜日の二十五菩薩練供養である。極楽から菩薩たちが迎えに来る来迎の場面を、面と装束を着けた行列で再現する。日本三大練供養のひとつに数えられ、岡山県の無形民俗文化財に指定されている。

見どころ・特徴

【御影堂(国指定重要文化財)】元禄8年(1695年)の再建で三代目。二重五間堂で、正面に唐破風造の向拝を構える。浄土宗の仏堂型本堂のなかでも本格的なものとして建築史上の価値が高い。正面の階段が六段なのは、六波羅蜜になぞらえたものという。 【山門(国指定重要文化財)】正徳6年(1716年)建立。薬医門の形式で、浄土宗寺院の山門としては規模が大きく、装飾にも見どころがある。両脇に続く筋塀は安政4年(1857年)に皇室から寄進されたもの。 【逆木のイチョウ】樹齢850年を超えるとされる大銀杏。法然上人の手植えと伝わる。枝が根のように広がって見えることから「逆木(さかき)のイチョウ」と呼ばれる。久米南町指定文化財。秋の黄葉が見事で、11月上旬から中旬が見頃。 【産湯の井戸】法然が生まれたときに使われたと伝わる井戸が、境内に残る。この寺が生家跡であることを、いちばん端的に示すもの。 【方丈と庭園】狩野派の絵師による襖絵が伝わる。庭園とあわせて見学できる(拝観料300円)。 【宝物館】産湯の井戸にまつわる品のほか、八百屋お七の振袖、豊臣秀吉から賜ったという茶釜などを収蔵(拝観料300円)。 【片目川】境内近くを流れる小川。法然の父を討った明石源内武者定明が、少年の勢至丸に右目を射られ、この川で目を洗ったという伝承がある。以来この川には片目の魚が現れるといわれる。 【法然上人二十五霊場第一番札所】法然ゆかりの寺をめぐるこの霊場は、生誕の地であるここから始まる。 【正直なところ】建物の点数は多くなく、境内を一周するだけなら長くはかからない。だが、御影堂と山門という国重文が二つ並び、その間に生家の井戸と八百年の銀杏が立っているという密度は、この規模の寺では異例である。
年中行事・お祭り
【二十五菩薩練供養(お会式・会式大法要)】例年4月第3日曜日。阿弥陀如来と二十五菩薩が極楽から迎えに来る来迎の場面を、面と装束を着けた行列で再現します。日本三大練供養のひとつに数えられ、岡山県の無形民俗文化財に指定されています。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
円光大師(法然上人)
社格
浄土宗/法然上人二十五霊場第一番札所/山号 栃社山
創建
建久4年(1193年)/熊谷直実(法力房蓮生)が法然上人の生家跡を寺に改めたと伝わる
テーマ
パワースポット法然上人法然上人二十五霊場
この場所を巡る軸
基本情報
住所
岡山県久米郡久米南町里方808
参拝時間
9:00〜16:00 境内の参拝は自由です。方丈・庭園の拝観は300円、宝物館の拝観は300円。 なお法然上人二十五霊場の公式サイトには「拝観事前要予約(団体・個人共)」との記載があります。方丈・宝物館の拝観を予定される場合は、事前に寺(086-728-2102)へご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車】JR津山線「誕生寺」駅から徒歩10〜15分。 【車】中国自動車道「院庄IC」から約20分。 【駐車場】普通車80台、大型車20台。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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