この寺について
臨済宗妙心寺派(りんざいしゅうみょうしんじは)の寺院で、正式な寺号は慈眼院(じげんいん)、山号は萬歳嶺(ばんざいれい)。1618年に首里の高台に建てられた観音堂が始まりで、千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)を本尊とする。境内からは那覇の町や港、海を見わたせる。首里十二カ所巡り(しゅりじゅうにかしょめぐり)の寺のひとつとして親しまれている。
歴史・由来
首里観音堂(しゅりかんのんどう)を理解する鍵は、この寺が「息子の無事を祈る父の願い」から始まったことにある。
琉球王国は1609年の薩摩(さつま、今の鹿児島県)の侵攻のあと、薩摩に従う立場になり、王族が人質として薩摩に送られた。尚久(しょうきゅう、金武王子)の四男である佐敷王子(さしきおうじ、のちの尚豊王〈しょうほうおう〉)も、その任にあたることになった。
尚久は、息子が無事に務めを果たせるよう観音さまに願をかけた。そして1618年(元和4年)、首里の萬歳嶺(ばんざいれい)に観音堂を建てた。資料によっては、佐敷王子が無事に帰国したことを祝って建てたとも伝えられる。観音堂の南には、慈眼院(じげんいん)が建てられたとされる。
観音堂は高台にあり、那覇の町や港、海をひと目で見わたせる。海を渡って国を行き来した琉球の人びとにとって、航海の安全を祈るのにふさわしい場所だった。のちには、国王が国の安全を祈る場所にもなった。
今は臨済宗妙心寺派の寺として、県内各地から家内安全、交通安全、健康を祈る人が訪れている。
見どころ・特徴
【本堂と千手観音(せんじゅかんのん)】本堂には、本尊の千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)をまつっている。沖縄の観音信仰を代表する寺として知られる。
【首里十二カ所巡り(テラマーイ)】首里には、生まれた干支(えと)ごとの守り本尊をおまいりして歩く習わしがある。首里観音堂では、千手観音菩薩(子〈ね〉年)、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ、丑〈うし〉・寅〈とら〉年)、普賢菩薩(ふげんぼさつ、辰〈たつ〉・巳〈み〉年)、勢至菩薩(せいしぼさつ、午〈うま〉年)の守り本尊をまつっている。
【長老樹(ちょうろうじゅ)のガジュマル】樹齢約120年の大きなガジュマルが「長老樹」と呼ばれ、パワースポットとして親しまれている。
【見晴らし】那覇の町、港、海、空を一望できる。
年中行事・お祭り
【初詣】例年1月1日から数日間、県内各地から多くの人が訪れる。2026年は1月1日から4日、御守り授与所が7時から20時まで開いた。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)
宗派・寺格
臨済宗妙心寺派(りんざいしゅうみょうしんじは)。山号は萬歳嶺(ばんざいれい)、正式な寺号は慈眼院(じげんいん)。
創建
1618年(元和4年)、尚久が首里の萬歳嶺に観音堂を建てたのが始まり。
ご利益
健康・病気平癒
テーマ
パワースポット
基本情報
住所
沖縄県那覇市首里山川町3-1
参拝時間
9時から18時(平日・土日・祝祭日とも)。拝観料は無料(境内自由)。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
ゆいレール「市立病院前」駅から徒歩で向かう(所要時間は資料により差があるため、余裕を持って。坂道あり)。
車は無料の駐車場がある(約50台)。初詣の時期は混み合うため、公共交通機関がおすすめ。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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