この神社について
安房国一宮。産業創始の神を祀り、開運・商売繁盛の信仰を集める。
歴史・由来
安房国一の宮。創建は神武天皇元年(紀元前660年)と伝わる古社で、千葉県南端、房総半島の最南端に近い館山市に鎮座する。
祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)。記紀神話で、天岩戸(あまのいわと)に隠れた天照大神を引き出すための祭祀を司った神で、忌部氏(いんべし)の祖神。
由緒によれば、神武天皇の即位後、忌部氏の祖・天富命(あめのとみのみこと)が肥沃な土地を求めて阿波国(徳島)から船で渡来し、この地に定住して祖神を祀ったのが始まり。「安房」の名も「阿波」に由来する。つまり、徳島の阿波忌部族がこの地に移住して、土地に「安房」の名を持ち込んだという、移住の歴史を地名そのものに刻んだ古社。
平安期の延喜式神名帳には「安房坐神社 名神大」と記される最高格の神社。中世以降、源頼朝・里見氏・徳川氏と歴代の支配者から手厚い保護を受けた。
明治の神仏分離後、近代社格制度では「官幣大社」に列せられ、千葉県内では香取神宮と並ぶ最高位の神社として崇敬された。
見どころ・特徴
JR内房線「館山」駅からバスで「安房神社前」下車すぐ。房総半島南端の海辺に近い小高い丘の上に鎮座する。
参道は鬱蒼とした杉木立を抜ける厳粛な道のり。「房総のお伊勢さん」とも呼ばれる、神明造の白木の社殿が清浄。
「上の宮(うえのみや)」が本宮で、天太玉命を祀る。さらに奥の「下の宮(しものみや)」には、天富命を祀る。本宮と摂社の関係が、忌部族の系譜を反映した独特の構成。
境内の「忌部塚」は、阿波から渡来した忌部一族の祖を祀る塚で、安房と阿波を結ぶ移住神話を物語る記念碑。
毎年8月10日の例祭は、神輿渡御と神楽奉納が行われる房総南端の最大の年中行事。
近くの「沖ノ島」「鏡ヶ浦」など、館山湾の絶景と組み合わせて、房総南端の海と神を一日で味わえる聖地。
学び・特徴
主祭神
天太玉命
社格
安房国一宮・式内社(名神大社)・旧官幣大社・別表神社
創建
神武天皇の御代、2670年以上前と伝わる
ご利益
商売繁盛出世・仕事金運
基本情報
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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