この神社について
調神社は、さいたま市浦和区岸町にある神社で、「つきのみや」とも呼ばれます。狛犬の代わりに兎の像が置かれ、参道に鳥居がないことでも知られます。
『延喜式神名帳』に載る式内社で、伊勢神宮に納める貢物(みつぎもの)を収めた倉が起源とされます。
歴史・由来
調神社を理解する鍵は、社名の「調(つき)」が持つ二つの意味です。一つは、昔の税の「調」。もう一つは、同じ読みの「月」です。
社伝では、およそ2000年前の第10代崇神天皇の勅命で創建されたと伝わります。寛文8年(1668)にまとめられた『調宮縁起』には、第9代開化天皇の代とも書かれています。
神社は、伊勢神宮へ納める貢物の倉が並ぶ場所に造られたと伝わります。貢物の運び入れや運び出しのじゃまになるため、門や鳥居が取り除かれ、今も表参道には鳥居がありません。斎主の倭姫命が関わったという伝えもあります。
もう一つの「月」は、神の使いの兎につながります。「調」と「月」が同じ読みであることから、月の動物とされる兎が神使になり、月を待つ信仰とも結びついたと伝わります。狛犬の代わりに兎の像が置かれ、手水舎や絵馬にも兎の姿があります。江戸時代には、月読社とも呼ばれました。
現在の社殿は、江戸時代末期の安政年間に造営された権現造です。
明治7年(1874)には、境内一帯が県内で最も古い公園とされる「調宮公園」になりました。現在は、境内の東側が調公園です。
見どころ・特徴
【鳥居のない参道】表参道に鳥居がありません。伊勢神宮へ納める貢物の倉の中に造られ、運搬のじゃまになる門や鳥居が取り除かれたと伝わります。
【狛うさぎ】入口では、狛犬の代わりに兎の像が迎えてくれます。兎は月の神の使いとされ、手水舎の大きな兎、拝殿の彫刻、絵馬など、境内のあちこちに兎の姿があります。
【江戸時代末期の社殿】安政年間に造営された権現造の社殿で、神仏習合の名残りを残すとされます。拝殿には彫刻があります。
【稲荷神社の旧本殿】境内社の稲荷神社は、享保18年(1733)に造営された旧本殿を使っています。兎の彫物が多く見られ、さいたま市の指定有形文化財とされます。
【鎮守の杜】神域には、樹齢数百年のイチョウやケヤキが茂ります。
【調公園】神社の東側にある公園です。もとは境内の一部で、明治7年(1874)に県内最古の公園とされる「調宮公園」になりました。
年中行事・お祭り
【歳旦祭】1月1日
【節分祭】2月3日
【春祭】例年4月3日
【大祓式】例年6月30日
【神幸祭】例年7月19日
【例祭】例年7月20日
【秋祭】例年11月23日
【十二日まち(大歳市祭)】例年12月12日。明治時代から続く年末の歳の市で、境内と調公園に露店が並び、縁起物の熊手なども売られます。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
天照皇大神豊宇気姫命素戔鳴尊
社格
式内社・旧県社
創建
社伝では崇神天皇の勅命による創建と伝わる。『調宮縁起』には開化天皇の代とも記される。
ご利益
縁結び厄除け家内安全
基本情報
住所
埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17-25
参拝時間
ご神前での参拝は、24時間可能です。祈祷は9時から16時で、随時の受付です。15時30分ごろまでの来社が案内されています。
御朱印の授与は、2025年3月31日で終了したと伝えられています。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR「浦和」駅の西口から、徒歩10分ほどです。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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