寺 御朱印坂東三十三観音霊場 第二十五番札所。大本山護国寺(東京都文京区)の別院にあたる。 つくば市
筑波山大御堂
つくばさんおおみどう
別名:大御堂、知足院中禅寺(ちそくいんちゅうぜんじ)
この寺について
茨城県つくば市、筑波山(つくばさん)の麓に近く、筑波山神社(つくばさんじんじゃ)から歩いて10分ほどの場所にある真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)の寺院。正式名称は筑波山知足院中禅寺大御堂(つくばさんちそくいんちゅうぜんじおおみどう)で、東京都文京区にある護国寺(ごこくじ)の別院にあたる。本尊は千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)で、坂東三十三観音霊場の第二十五番札所として、古くから巡礼者を迎えてきた。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、一度は失われた筑波山の信仰の中心が、山を下りた場所で新しい姿を得て今に続いているという点にある。
寺の始まりは延暦元年(えんりゃくがんねん、782年)、徳一(とくいつ)という僧が荒れていた筑波山頂の社殿を再建し、山中に堂を建てたことにさかのぼると伝わる。当初の宗派は法相宗(ほっそうしゅう)だったとされ、のちに天台宗の影響を受けた時期もあったという。「知足院中禅寺」と呼ばれるようになり、平安時代には弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)もこの地を訪れたとの言い伝えが残る。応永元年(おうえいがんねん、1394年)には元海上人(げんかいしょうにん)によって真言宗へ改宗し、以後は真言宗豊山派の寺として続いている。
江戸時代に入ると、慶長7年(1602年)に徳川家康から寺領五百石を与えられ、将軍家の祈祷を担う寺として大きな力を持った。元禄元年(1688年)には江戸の別院が「護国寺」と改められ、住職の隆光(りゅうこう)は大僧正という高い位に任じられている。筑波山の中禅寺と江戸の護国寺は、この時代を通じて深く結びついていた。
しかし明治時代に入ると、神仏を分ける政策と、それに続く廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の動きによって、中禅寺は廃寺となってしまう。本尊の千手観音像は行き先を失いかけたが、護国寺がこれを買い取って守り伝えたことで、後世に引き継がれることになった。
その後、護国寺の別院として現在の場所に再興された。再興の時期については昭和5年(1930年)とする記録と昭和36年(1961年)とする記録があり、資料によって差があるため、正確な年はここでは断定しない。令和2年(2020年)には新しい本堂が完成し、現在の大御堂の姿となっている。
見どころ・特徴
【坂東三十三観音の札所】筑波山大御堂は坂東三十三観音霊場の第二十五番札所にあたる。札所には「大御堂 かねは筑波の 峯にたて かた夕暮れに くにぞこひしき」という御詠歌(ごえいか)が伝わっており、巡礼の歴史の長さを感じさせる。
【毎月の護摩修行】毎月第一日曜日の午前11時から、本尊の千手観音菩薩に祈りをささげる護摩修行(ごましゅぎょう)が行われている。日を選んで訪ねれば、読経や護摩の炎とともに祈りの様子を間近で見ることができる。
【筑波山信仰の歴史を伝える場所】筑波山は古くから山そのものが信仰の対象とされてきた山で、大御堂はその信仰と仏教が結びついた歴史を今に伝えている。明治の神仏分離や廃仏毀釈で一度は寺の姿を失いながらも、本尊を守り伝え、昭和以降に再興されたという歩みそのものが、この寺の見どころといえる。
年中行事・お祭り
【毎月第一日曜日】千手観音護摩修行(せんじゅかんのんごましゅぎょう) 午前11時から、本尊への祈りをささげる護摩の行事。
【1月1日 零時から】修正会(しゅしょうえ) 新年最初の祈りとして、過去を振り返りながら災いを払い世界の平和を祈る法要。
【1月1日から5日】千手観音護摩修行 午前11時と午後2時の2回、新年の福を祈る護摩修行。
【2月18日 午後6時から】追儺式(ついなしき)・千手観音護摩修行・豆まき式 年男・年女による行列のあと護摩修行を行い、節分の豆まきで邪気を払う。
【8月18日 午後6時から】万灯会(まんとうえ)・千手観音護摩修行 参道の両側に灯籠がともされ、幻想的な雰囲気の中で祈りをささげる行事。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
千手観世音菩薩
社格
坂東三十三観音霊場 第二十五番札所。大本山護国寺(東京都文京区)の別院にあたる。
創建
延暦元年(782年)
ご利益
健康・病気平癒縁結び
テーマ
山・登拝パワースポット
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
茨城県つくば市筑波748-2
参拝時間
午前9時から午後4時まで
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
【公共交通機関】つくばエクスプレス「つくば」駅から筑波山シャトルバスでおよそ40分、「筑波山神社入口」で下車して徒歩およそ10分。JR常磐線「土浦」駅からは路線バスとシャトルバスを乗り継いでの移動になる。
【車】常磐自動車道「土浦北」インターチェンジから、または北関東自動車道「桜川筑西」インターチェンジから、いずれもおよそ40分。
【駐車場】大御堂の専用駐車場(普通車10台、身障者用1台)のほか、つくば市営の筑波山駐車場(普通車500円、大型車2000円)が利用できる。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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