この寺について
宝亀2年(771)、不思議法師(ふしぎほっし)が開創したと伝わる日蓮宗大本山。開創時は天台宗、江戸時代初期に真言宗へ改宗し、昭和24年(1949)に日蓮宗へ改宗して大本山となった。日蓮聖人が出家得度・立教開宗した聖地として知られ、千光山清澄寺の名で日蓮宗四霊場のひとつに数えられる。境内には「清澄の大スギ」(通称・千年杉)と呼ばれる巨木がある。
歴史・由来
清澄寺(せいちょうじ)を理解する鍵は、この寺が一つの宗派にとどまらず、時代とともに姿を変えながら守り継がれてきたという点にある。
寺伝によれば、宝亀2年(771)、旅の僧・不思議法師(ふしぎほっし)がこの山に登り、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を祀ったのが始まりとされる。山頂近くの古い柏の木が不思議な光を放っていたことから山号を「千光山(せんこうざん)」、池の水を加持したところ清らかな泉が湧いたことから寺号を「清澄寺」としたと伝えられている。開創当初は天台宗の寺院だった。
清澄寺の名を今に広く知らしめているのは、鎌倉時代の出来事である。安房(あわ、今の千葉県南部)の漁師の家に生まれた日蓮(にちれん)は、16歳でこの清澄寺で出家得度した。その後、比叡山(ひえいざん)や京都で仏教を学び、清澄寺に戻った建長5年(1253)4月28日、境内の旭が森(あさひがもり)で初めて「南無妙法蓮華経」の題目を唱え、日蓮宗を開いた。日蓮32歳のときのことで、清澄寺は今も「日蓮宗発祥の地」として篤く信仰されている。
その後の清澄寺の歩みは平坦ではなかった。江戸時代初期(1618年ごろ)には真言宗智山派へ改宗し、以来330年近くにわたって真言宗の寺院として続いた。日蓮ゆかりの聖地でありながら、その宗派ではない時代が長く続いたことになる。ふたたび日蓮宗の寺院となったのは昭和24年(1949)2月16日のことで、このとき「宗祖日蓮聖人出家得度・立教開宗の霊跡」として日蓮宗の大本山に定められた。
見どころ・特徴
【日蓮宗発祥の地・旭が森】日蓮聖人が初めて題目を唱えたと伝わる旭が森は、日蓮宗信徒にとって特別な聖地。境内でも一段と静かな空気が漂う場所である。
【清澄の大スギ(通称・千年杉)】幹まわり約14メートル、樹高約48メートルにおよぶ杉の巨木で、国指定天然記念物。地元では御神木として親しまれており、「千年杉」の名で呼ばれるが、実際の樹齢は分かっていない。
【本堂・祖師堂など広大な伽藍】本尊の虚空蔵菩薩を祀る本堂のほか、祖師堂・観音堂などが山中に広がる。桜やもみじなど、四季折々の景色も楽しめる。
【誕生寺とあわせて巡る日蓮聖人ゆかりの地】近隣の誕生寺(日蓮聖人の生誕地)とあわせて訪ねると、日蓮聖人の生涯をたどる旅になる。
年中行事・お祭り
【節分会】毎年2月3日ごろ。「鬼は外」とは言わず「福は内」だけを唱えながら豆やお菓子をまく、清澄寺ならではの節分行事。
【立教開宗会】毎年4月28日。日蓮聖人が題目を初めて唱えた日を記念する、清澄寺で最も重要な法要のひとつ。
【虚空蔵菩薩大祭】例年9月中旬ごろ。本尊・虚空蔵菩薩を祀る大祭。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
虚空蔵菩薩
社格
日蓮宗大本山(昭和24年〈1949年〉2月16日、日蓮宗へ改宗し大本山に)|日蓮宗四霊場(誕生寺・清澄寺・池上本門寺・久遠寺)のひとつ|開創時は天台宗、江戸時代初期からは真言宗智山派だった時期がある
創建
宝亀2年(771)、不思議法師(ふしぎほっし)の開創と伝わる
ご利益
学業・合格厄除け
テーマ
巨木・御神木山・登拝
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
千葉県鴨川市清澄322-1
参拝時間
境内は自由に参拝できる。本堂の開堂時間は9時30分から16時まで。宝物殿の拝観には大人300円、中学生以上100円が必要(団体割引あり)。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR外房線「安房天津」駅から、鴨川市コミュニティバス「清澄ルート」で約15分、「清澄寺」下車。「安房小湊」駅からはタクシーで約20分。バスの便数や運行状況は変わることがあるため、訪問前に鴨川市の最新の時刻表をご確認ください。車の場合は、館山自動車道「君津」インターチェンジから房総スカイライン・清澄ラインを経由。県道81号沿いに市営の無料駐車場がある。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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