
この寺について
真言宗大本山。天平19年(747)、聖武天皇の勅願により、良弁僧正が開創した。本尊の如意輪観音坐像(重文)は秘仏で33年ごとに開帳。紫式部が「源氏物語」の着想を得た地として有名。西国三十三所第13番札所。
歴史・由来
西国三十三所第十三番札所、東寺真言宗(とうじしんごんしゅう)大本山。「紫式部ゆかりの寺」として、日本文学史上極めて重要な聖地です。
天平19年(747)、聖武天皇の勅願で良弁僧正(ろうべんそうじょう、東大寺の初代別当)が開創したと伝わります。東大寺の大仏建立に必要な黄金を求めて祈願していた良弁が、蔵王権現(ざおうごんげん)のお告げにより石山の地に至り、聖徳太子ゆかりの念持仏を岩の上に祀って祈願したところ、陸奥国(むつのくに)で金が発見されたとされ、その岩から離れなかった念持仏をそのまま祀ったのが寺の始まりと伝わります。
平安中期、貴族の参詣の地として人気を集めました。紫式部が寛弘元年(1004)、石山寺に参籠中に『源氏物語』の構想を得たとの伝承があり、これが「源氏物語誕生の地」としての名声の起源になっています。ただしこの伝説は紫式部自身の日記には見えず、鎌倉時代の『石山寺縁起絵巻』が初出であることも知っておくと、より深く楽しめます。
平安時代には、皇族や藤原氏をはじめとする貴族たちがこぞって参詣し、良縁や安産を祈願したとも伝わり、今も安産・縁結びの祈願で多くの参拝者を迎えています。
明治の廃仏毀釈で寺域は縮小しましたが、本堂・多宝塔は現存する国宝建築として、今もその姿をとどめています。
「源氏物語ミュージアム」「源氏物語千年記念」など、紫式部・『源氏物語』を巡る文学的聖地として、現代も多くの文学ファンの参拝を集めています。
見どころ・特徴
【本堂】国宝、永長元年(1096)再建。慶長7年(1602)には淀殿(よどどの)の寄進で礼堂が増築されました。「源氏の間」と呼ばれる小部屋があり、紫式部が『源氏物語』を執筆した場所と伝わります。
【多宝塔】国宝、建久5年(1194)建立。建立年のわかる多宝塔としては日本最古とされ、源頼朝の寄進とも伝わる鎌倉初期の名建築です。
【珪灰石(けいかいせき)】本堂の周辺に露出する珍しい岩石で、国指定天然記念物、日本の地質百選にも選ばれています。「石山」の寺名の由来になりました。
【四季の花】梅・桜・つつじ・あじさい・もみじと、四季を通じて花を楽しめます。
【紫式部像】境内に立ち、文学ファンの参拝者を迎えます。
参拝後は、瀬田の唐橋や大津市内の名所と組み合わせて、紫式部の文学世界を堪能できます。
学び・特徴
主祭神
如意輪観世音菩薩
社格
東寺真言宗大本山・西国三十三所第13番
創建
747年
ご利益
縁結び学業・合格子宝・安産
テーマ
桜紅葉庭園海・湖畔
この場所を巡る軸
基本情報
住所
滋賀県大津市石山寺1-1-1
参拝時間
入山8時から16時30分まで(最終入山16時)。入山料は大人600円、小学生250円(団体30名以上は割引あり)。本堂内陣拝観は別途、大人500円、小学生250円(9時から16時まで)。豊浄殿(ほうじょうでん)の拝観は別途、大人300円、小学生150円で、春季(3月18日から6月30日)と秋季(9月1日から11月30日)のみ開館。障害者手帳をお持ちの方は入山料が無料です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
京阪石山坂本線「石山寺」駅から徒歩約10分。JR石山駅からは江若バスに乗り「石山寺山門前」下車、乗車約10分。車の場合は名神高速道路瀬田西ICまたは瀬田東IC、京滋バイパス石山ICから約10分。駐車場は乗用車600円。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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