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寺 御朱印 加東市

朝光寺

ちょうこうじ

別名:鹿野山朝光寺(ろくやさん ちょうこうじ)

この寺について
兵庫県加東市の山あいに建つ高野山真言宗の寺。本堂は応永二十年(1413)に建てられた室町時代のもので、国宝に指定されています。日本古来の和様(わよう)に大陸から伝わった手法を取り入れた「折衷様(せっちゅうよう)」の代表例として知られ、境内には国の重要文化財の鐘楼(しょうろう)、兵庫県指定文化財の多宝塔(たほうとう)も並びます。本尊は十一面千手観世音菩薩の立像が二体。毎年5月5日には、県の重要無形民俗文化財である「鬼追踊(おにおいおどり)」が本堂の前で奉納されます。

歴史・由来

朝光寺の歴史をたどる鍵は、この寺が「山を下りてきた寺」であることにあります。 寺に伝わる話では、白雉二年(651)、法道仙人(ほうどうせんにん)によって開かれました。法道仙人は、インドから紫の雲に乗って日本へやってきたと語られる伝説上の僧で、播磨(はりま、いまの兵庫県南西部)の数多くの寺が開基として名を挙げる人物です。当初の朝光寺はいまの場所ではなく、山のなかに建つ山岳寺院でした。 平安時代の終わりごろ、寺は現在地へ移ります。そしてもうひとつの大きな節目が、室町時代の応永二十年(1413)でした。本尊がこの地に移され、いまに残る本堂が建てられます。屋根に瓦が葺き上がったのは正長元年(1428)のこと。この本堂が、昭和二十九年(1954)に国宝に指定されました。 本堂の見どころは、その「まざり方」にあります。日本で古くから使われてきた和様を土台にしながら、大陸からもたらされた唐様(からよう)や天竺様(てんじくよう)の手法を部分的に取り入れた、いわゆる折衷様。室町時代のはじめの折衷様建築の代表例として高く評価されています。正面に張り出した向拝(こうはい)は、ずっと後の文政十二年(1829)に加えられたものです。 境内には鐘楼も残ります。永正年間に赤松義村(あかまつよしむら)によって建て直されたと伝わるもので、こちらも国の重要文化財。多宝塔は池田輝政(いけだてるまさ)が建てたのち、宝永七年(1710)に再建されました。 山を下り、時代ごとに手を入れられながら、六百年を超えて建ちつづけている——それがこの寺です。

見どころ・特徴

【国宝の本堂】応永二十年(1413)の建立。正面・側面とも七間の大きな堂で、そこに三間の向拝が張り出します。屋根は宝形造(ほうぎょうづくり)の本瓦葺。内部は外陣(げじん)と内陣(ないじん)に分かれ、内陣の奥に須弥壇(しゅみだん)と厨子(ずし)が置かれています。和様を基調にしながら、中備(なかぞなえ)の双斗(ふたつど)や桟唐戸(さんからど)といった唐様・天竺様の要素を取り入れた折衷様の建物で、昭和十二年(1937)に大きな修理が行われました。昭和二十九年(1954)3月20日に国宝指定。 【鐘楼】国の重要文化財。永正年間に赤松義村が再建したと伝わります。梁間(はりま)二間・桁行(けたゆき)三間で、下部に袴腰(はかまごし)が付き、屋根は寄棟造の銅板葺(もとは栩葺〈とちぶき〉)。鎌倉時代の終わりごろの形をよく留めており、箱棟をのせた寄棟造の屋根に袴腰という組み合わせは全国でも類例が少ない貴重なものです。昭和二十九年(1954)9月17日指定、翌昭和三十年に解体修理。 【多宝塔】兵庫県指定文化財。池田輝政が建てたのち、宝永七年(1710)に再建されました。下の層は四角の三間四方、上の層は円形で、屋根は宝形造。細部には和様と唐様の混ざった江戸時代中ごろの手法が見られます。もとは桟瓦葺でしたが、昭和五十九年(1984)に本瓦葺へ改められました。県内でも類例の少ない建物です。平成十四年(2002)4月9日指定。 【二体の千手観音】本尊は十一面千手観世音菩薩の立像で、二体が祀られています。西の像は大正十二年(1923)に国の重要文化財に、東の像は兵庫県の指定文化財になっています。 【ツクバネ】ビャクダン科の落葉低木で、朝光寺の周辺に自生しています。卵のかたちをした実の先に四枚の葉が均等に開き、羽根つきの羽根そっくりの姿になるのが名の由来です。加東市の天然記念物(昭和五十八年〈1983〉10月28日指定)。 【つくばねの滝】境内のそばを流れる滝で、お堂の前に立つと水の音が聞こえてきます。
年中行事・お祭り
【鬼追踊】例年5月5日 本堂前の境内で奉納される、兵庫県指定の重要無形民俗文化財です。翁(おきな)役ひとりと、赤鬼・青鬼・黒鬼・黄鬼の四人が登場し、松明(たいまつ)や太刀、鉞(まさかり)、錫杖(しゃくじょう)などを振り回しながら、鐘の音に合わせて飛び跳ねるように踊ります。使われる面は室町時代から江戸時代にかけての作。もともとは修正会(しゅしょうえ)という正月の法要の締めくくりに、本堂の外陣で行われていたと伝わり、起源は室町時代の前半にさかのぼるとみられています。昭和五十七年(1982)3月26日指定。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。朝光寺には公式サイトがないため、加東市または加東市観光協会の案内でご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
十一面千手観世音菩薩
社格
高野山真言宗。山号は鹿野山(ろくやさん)。本堂は国宝、鐘楼は国の重要文化財、多宝塔と東の千手観音立像は兵庫県の指定文化財、西の千手観音立像は国の重要文化財です。
創建
寺に伝わる話では、白雉二年(651)に法道仙人が開いたとされます。もとは山のなかに建つ山岳寺院で、平安時代の終わりごろに現在地へ移りました。いまの本堂は応永二十年(1413)の建立です。
ご利益
厄除け心願成就
テーマ
国宝重要文化財建築祭り
基本情報
住所
兵庫県加東市畑609
参拝時間
境内の拝観は自由で、拝観料は無料です。 御朱印は寺務所での授与になります。受付の時間は確認できなかったため、事前に寺へ直接お問い合わせください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【車】中国自動車道の「ひょうご東条インターチェンジ」から約15分。 【電車】JR加古川線の社町(やしろちょう)駅から東へ約20キロメートル。駅からは距離があるため、車での訪問が便利です。 【駐車場】無料。大型車も駐車できます。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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