この寺について
歴史・由来
天武天皇9年(680)、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病平癒を祈願して発願。皇后は無事回復したが、天武天皇が崩御。後を継いだ持統天皇が、夫の遺願を継いで藤原京(飛鳥)に建立。
和銅3年(710)、平城京遷都に伴い、現在地(奈良市西ノ京)に移転。これが今に残る薬師寺。
藤原京時代の薬師寺、平城京時代の薬師寺、どちらが現存するか論争があった(「本薬師寺」「新薬師寺」論争)が、近年は両方が同時並行で機能していたとする説が有力。
天禄4年(973)、火災で多くを焼失。中世以降、薬師寺は次第に衰退、東塔(とうとう)を除いて多くの堂宇が失われた。
昭和43年(1968)、薬師寺管主・高田好胤(たかだこういん)が「写経勧進」を始め、全国の信徒の写経による浄財で薬師寺の伽藍復興を進めた。これは戦後最大級の寺院復興プロジェクトで、昭和51年(1976)金堂再建、昭和56年(1981)西塔再建、平成15年(2003)大講堂再建、平成29年(2017)食堂再建と、次々と創建期の壮大な伽藍が蘇った。「現代の薬師寺は信徒の写経で建てられた」という、宗教史上極めて稀有な事例。
平成10年(1998)、「古都奈良の文化財」の構成資産として、世界文化遺産に登録。
見どころ・特徴
近鉄橿原線「西ノ京」駅徒歩約1分。奈良市西ノ京の南、唐招提寺と隣接する立地。
最大の見どころは「東塔」(国宝、白鳳期)。天平2年(730)の建立で、現存する薬師寺唯一の創建期の建造物。「白鳳の塔」と呼ばれる、天平期の優美な姿。塔の高さの異なる3つの層に小さな屋根「裳階(もこし)」が付いた独特の意匠で、見る角度によって「六重塔」のようにも見える。「凍れる音楽」(フェノロサ)と評された、世界の建築美の最高峰の一つ。
平成21年(2009)〜令和2年(2020)、約12年に渡る大解体修理が完了し、創建当時の姿を蘇らせた。
「西塔」(昭和56年/1981再建)は、東塔と対をなす朱塗りの華やかな塔。創建期の彩色を忠実に再現した、現代の文化財復元の傑作。
「金堂」(昭和51年/1976再建)は、本尊・薬師三尊像(国宝、白鳳期)を安置。中尊・薬師如来坐像、左右の日光・月光菩薩立像は、いずれも白鳳彫刻の最高峰。「黒い光沢の銅像」が独特の威厳を放つ。
「東院堂」(国宝、鎌倉期)は、本尊・聖観音菩薩立像(国宝、白鳳期)を安置。
「大講堂」(平成15年/2003再建)は、薬師如来坐像(重要文化財、室町期)を安置する巨大堂宇。
参拝後は、隣接する唐招提寺( 同じファイルで充填)と組み合わせて、「西ノ京の世界遺産巡り」を堪能できる。
学び・特徴
主祭神
薬師如来
社格
法相宗 大本山・世界文化遺産
創建
680年(創建)
ご利益
健康・病気平癒厄除け
テーマ
世界遺産
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
奈良県奈良市西ノ京町457
参拝時間
9:00〜17:00(受付16:30まで)
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
近鉄橿原線「西ノ京」駅より徒歩すぐ
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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