この寺について
臨済宗南禅寺派の大本山。正応4年(1291)、亀山法皇が離宮を禅寺に改めたことに始まる。三門は歌舞伎「楼門五三桐」の石川五右衛門の台詞で有名。水路閣でも知られる。
歴史・由来
正応4年(1291)、亀山法皇(かめやまほうおう)が、無関普門(むかんふもん、大明国師)を開山に迎えて創建。臨済宗南禅寺派の大本山。
亀山法皇は、第90代亀山天皇。退位後、東山の離宮「禅林寺殿(ぜんりんじでん)」を禅寺に改めるべく、宋から帰朝した名僧・無関普門に開山を依頼。
南禅寺の最大の特徴は、京都五山・鎌倉五山の上に位置する「五山之上(ござんのうえ)」の特別な格式。永徳3年(1383)、室町幕府3代将軍・足利義満が、五山制度の頂点に位置する「別格」として南禅寺を位置付けた。「日本一の禅寺」という独特の地位は、現在も変わらない。
応仁の乱(1467-77)で大半が焼失。江戸期に徳川幕府・後水尾天皇の支援で再建された。
明治の廃仏毀釈で多くの塔頭を失ったが、本坊・三門・法堂は江戸期の再建がよく残る。
平成6年(1994)に世界遺産登録された「古都京都の文化財」の17件には含まれない(南禅寺自体は構成資産外)が、文化的・宗教的重要性は世界遺産級。
近代以降、「南禅寺界隈別荘群」と呼ばれる、近代日本の財界人(住友・野村・三井・川崎ら)の別邸群が南禅寺周辺に展開した。これら別邸の池泉回遊式庭園は、近代日本庭園の傑作として、京都の文化遺産の重要な一部。
見どころ・特徴
京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅徒歩約10分。
「三門」(重要文化財)は、寛永5年(1628)、藤堂高虎が大坂夏の陣の戦死者を弔うために寄進した壮大な楼門。「天下竜門」とも称される京都三大門の一つ。歌舞伎「楼門五三桐(ろうもんごさんのきり)」で「絶景かな、絶景かな」と石川五右衛門が叫ぶ舞台。
三門の楼上に登れる(別料金)。京都市街・東山を一望できる絶景で、「絶景かな」を実体験できる稀有な体験。
「法堂(はっとう)」は、明治42年(1909)再建。天井の「雲龍図」は、近代の日本画家・今尾景年(いまおけいねん)の作。
「方丈庭園」(特別名勝)は、小堀遠州作と伝わる枯山水の名庭。「虎の子渡し」の趣向で、白砂の中に石を巧みに配する。
「水路閣(すいろかく)」は、南禅寺境内を貫く明治期のレンガ造アーチ橋。琵琶湖疏水(明治23年/1890完成、近代日本の土木技術の傑作)の一部で、古寺と近代インフラのコントラストが極めてフォトジェニック。
塔頭巡りも南禅寺の魅力:
- 「天授庵(てんじゅあん)」:枯山水と池泉回遊式の二つの庭園、紅葉の名所。
- 「南禅院」:亀山法皇の離宮跡。
- 「金地院(こんちいん)」:小堀遠州作の「鶴亀の庭」(特別名勝)。
南禅寺周辺の「南禅寺界隈別荘群」(無鄰菴・対龍山荘・流響院など)は、近代日本庭園の最高峰。
参拝後は、哲学の道→銀閣寺と組み合わせて、東山の文化散策の中心。
学び・特徴
主祭神
釈迦如来
社格
臨済宗南禅寺派 大本山
創建
1291年
ご利益
厄除け学業・合格
テーマ
紅葉庭園
基本情報
住所
京都府京都市左京区南禅寺福地町
参拝時間
3〜11月 8:40〜17:00、12〜2月 8:40〜16:30(受付は閉門20分前まで)
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
地下鉄東西線「蹴上」駅より徒歩約10分、市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約10分
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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