この寺について
臨済宗妙心寺派の大本山。全国に約3,400の末寺を持つ日本最大の禅寺。暦応2年(1337)、関山慧玄を開山として創建。法堂天井の雲龍図(狩野探幽作)が有名。
歴史・由来
建武4年(1337)、花園法皇(はなぞのほうおう)が、関山慧玄(かんざんえげん)を開山に迎えて、自らの離宮を改めて創建。臨済宗妙心寺派の大本山。
花園法皇は、第95代花園天皇。鎌倉幕府の意向で2年で退位させられた、悲運の天皇。退位後は学問・禅に傾倒し、京都屈指の名僧・関山慧玄に深く帰依した。
関山慧玄は、京都の大徳寺の開山・大燈国師(だいとうこくし、宗峰妙超)の弟子。妙心寺は当初、大徳寺の塔頭的性格を持っていたが、室町・戦国期を通じて、禅の修行道場として独立性を高めた。
最大の特徴は、室町幕府の五山制度に組み込まれなかったこと。室町幕府の保護を受けず、純粋に禅の修行に専念する道場として、政治と距離を取った独自の地位を保った。これが「林下(りんか)」と呼ばれる、五山に属さない禅寺の代表として、大徳寺・南禅寺と並ぶ独立独歩の地位を確立した。
近世以降、妙心寺派は急速に勢力を拡大。江戸末期には全国の臨済宗寺院の約6割が妙心寺派という、臨済宗最大の宗派となった。現在も全国約3,400ヶ寺を統括する、日本最大の臨済宗本山。
塔頭は46院、京都の禅寺の中で最も多くの塔頭を持つ「禅の総合大学」のような存在。
見どころ・特徴
京福電鉄北野線(嵐電)「妙心寺」駅徒歩約3分。京都市右京区の広大な境内(約10万坪)に、46の塔頭が立ち並ぶ。
「三門」「仏殿」「法堂(はっとう)」「大方丈」が一直線に並ぶ典型的な禅宗様伽藍。
「法堂」(はっとう、寛文2年/1662再建)の天井の「雲龍図」は、狩野探幽(たんゆう、狩野派の巨匠)が55歳の時、8年がかりで描いた巨大な龍画。直径約12m、見上げると龍がどの角度からもこちらを睨んでいる「八方睨みの龍」。
「明智風呂」は、明智光秀の叔父・密宗和尚が、光秀の菩提を弔うために天正15年(1587)に建立した蒸し風呂。日本最古の蒸し風呂建築で、重要文化財。
塔頭巡りも妙心寺の魅力:
- 「退蔵院(たいぞういん)」:室町期の「瓢鮎図(ひょうねんず)」(国宝、如拙作)を所蔵。「余香苑」の枝垂桜が見事。
- 「桂春院(けいしゅんいん)」:4つの庭園を持つ塔頭。
- 「大心院(だいしんいん)」:阿吽庭が見事。
- 「東林院(とうりんいん)」:「沙羅双樹の寺」として、6月の沙羅の花が美しい。
- 「春光院(しゅんこういん)」:英語で禅問答が体験できる、外国人参拝者に人気。
塔頭46院のすべてを巡ろうとすると一日では足りない、京都禅寺の最大級の聖地。
朝の修行僧の托鉢、雲水の修行風景も見られる、生きた禅道場としても貴重。
学び・特徴
主祭神
釈迦如来
社格
臨済宗妙心寺派 大本山
創建
1337年
ご利益
厄除け家内安全
テーマ
庭園
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
京都府京都市右京区花園妙心寺町1
参拝時間
9:00〜16:00(最終受付15:30)
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
嵐電「妙心寺」駅より徒歩約3分、JR嵯峨野線「花園」駅より徒歩約5分
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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