この寺について
推古15年(607)創建と伝わる聖徳宗総本山。世界最古の木造建築群として日本初の世界文化遺産に登録。五重塔・金堂は飛鳥時代の建築。
歴史・由来
世界最古の木造建造物群。推古天皇15年(607)、聖徳太子(厩戸皇子、うまやどのおうじ)と推古天皇が、用明天皇(聖徳太子の父)の遺願により創建したと伝わる。
聖徳太子は、574-622年に在世した推古天皇の摂政。冠位十二階(603)・憲法十七条(604)・遣隋使派遣(607、小野妹子)など、古代日本の国家体制の基礎を築いた、まさに「日本初の政治家」とも言える人物。仏教を国家思想として取り入れ、「世間虚仮、唯仏是真(せけんこけ、ゆいぶつぜしん=この世はすべて虚しく、ただ仏のみが真実)」の言葉で知られる、深い宗教思想家でもあった。
天智天皇9年(670)、火災で焼失。和銅年間(708-715)頃に再建された。これが現在の西院伽藍。
エンタシス(柱の中央を膨らませる古代ギリシャ建築の手法)を持つ柱、卍崩しの組高欄(くみこうらん)、雲斗・雲肘木(うんと・うんひじき)など、飛鳥時代の建築技術の最高峰を今に伝える。
「世界最古の木造建造物」として、建築史的価値は計り知れない。同時代のヨーロッパ・中国・朝鮮半島には、これほど古い木造建築は残っていない。「日本の古建築」という概念が、世界に通用する文化遺産として認識される根拠となった。
平成5年(1993)、姫路城と共に、日本初の世界文化遺産に登録。
見どころ・特徴
JR大和路線「法隆寺」駅から徒歩約20分、または奈良交通バス「法隆寺前」下車徒歩約5分。
「西院伽藍」(さいいんがらん)の中心、「金堂」(国宝、世界最古の木造建造物)・「五重塔」(国宝、世界最古の木造塔)が世界遺産の真髄。和銅年間(708-715)頃の再建で、約1,300年以上立ち続ける奇跡の建築。
「金堂」内部には、釈迦三尊像(飛鳥期、国宝、止利仏師作)・薬師如来坐像(飛鳥期、国宝)・四天王立像など、飛鳥彫刻の最高峰が安置されている。
「五重塔」は、日本最古の五重塔。初層内陣には塑像群(奈良時代)「釈迦の生涯」が再現された極めて稀有な彫塑群。
「大宝蔵院」では、「百済観音像」(飛鳥期、国宝、像高約2.1m、極めてスリムな独特の姿)、「玉虫厨子(たまむしのずし)」(飛鳥期、国宝、玉虫の羽を装飾に用いた厨子)、「夢違観音」(飛鳥期、国宝)、「橘夫人念持仏(厨子)」(飛鳥期、国宝)など、飛鳥・天平彫刻の最高峰を展示。
「夢殿(ゆめどの)」(国宝)は、東院伽藍の中心。八角円堂で、内部に「救世観音像(ぐぜかんのんぞう)」(飛鳥期、国宝、聖徳太子の等身大の御影と伝わる)。1300年以上「秘仏」として封印されていた像で、明治17年(1884)、フェノロサ・岡倉天心が開扉、世に出した。年に2回(春・秋)の特別公開時のみ拝観可能。
「中宮寺」は、隣接する尼寺。本尊「菩薩半跏像」(飛鳥期、国宝)は、女性的な優美さで世界三大微笑像の一つ(モナリザ・スフィンクスと並ぶ)と称される。
聖徳太子の遺徳を偲ぶ、日本仏教・建築史の最重要聖地。
ゆかりの食・参道の名店1 件
柿の葉寿司(平宗・ヤマト屋・たなか)
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1-1-33(平宗 法隆寺店)
※ 営業時間・定休日は変わることがあります。各店の公式情報でご確認ください。
この場所を巡る軸
基本情報
住所
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
参拝時間
8:00〜17:00(11/4〜2/21は16:30まで)
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR「法隆寺」駅より徒歩20分/バス「法隆寺門前」下車
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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