この寺について
宝亀9年(778)創建と伝わる北法相宗大本山。「清水の舞台」で知られる本堂は国宝。世界文化遺産。
歴史・由来
宝亀9年(778)、賢心(けんしん、後の延鎮上人)が観音菩薩の夢告を受け、音羽の滝のほとりに草庵を結んだのが起源。
宝亀11年(780)、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が鹿狩りのためにこの地を訪れた折、賢心と出会い、殺生戒を諭された。深く帰依した田村麻呂は、観音像を造立して堂宇を寄進。これが清水寺の本格的な創建とされる。田村麻呂は後に蝦夷征伐の征夷大将軍として、坂東を平定した英雄。彼の信仰した観音が、清水寺の本尊・十一面千手観音である。
平安遷都(794)以前から存在した京都最古級の寺の一つで、平安京の人々の信仰を集め続けた。10世紀には「枕草子」「源氏物語」にも登場、平安貴族の参詣の地として描かれている。
寛永10年(1633)、3代将軍・徳川家光の寄進により、現在の本堂(清水の舞台)が再建された。明治の廃仏毀釈、近代の都市化を経ても、創建以来1,200年以上にわたって観音信仰の聖地として機能し続けている、極めて稀有な古刹。
平成6年(1994)、「古都京都の文化財」の構成資産として、世界文化遺産に登録。
見どころ・特徴
京都市バス「清水道」「五条坂」下車徒歩約10分。京都観光の代名詞的存在。
最大の見どころは「清水の舞台」。本堂前面に張り出した木造の舞台は、高さ約13m、139本の欅の柱で支えられる「懸造(かけづくり)」の傑作。寛永10年(1633)、徳川家光の再建当時のまま、釘を1本も使わずに組まれている、まさに世界遺産級の建築。
舞台からは、京都市街を一望できる絶景。春の桜、初夏の青もみじ、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季の表情が魅力。「清水の舞台から飛び降りる」という諺は、江戸期に願掛けで実際に234人が飛び降りた記録(生存率約85%!)に由来する。
「音羽の滝」は、清水寺創建の起源の場所。3本に分かれた清水は「学業・恋愛・延命」を象徴し、参拝者は1本だけ選んで飲むのが作法。3本すべて飲むと欲が過ぎて願いが叶わないとされる。
「地主神社(じしゅじんじゃ)」は、清水寺の境内にある縁結びの神社。「恋占いの石」を目を閉じて歩いて到達できれば恋が叶うという、若い参拝者に大人気のスポット。
「胎内めぐり(随求堂)」は、暗闇の中を進む独特の体験。母胎の中に戻り、生まれ変わって出てくる比喩的体験ができる、密教的な聖地。
参拝後は、清水坂・産寧坂・二年坂の伝統的街並み(重要伝統的建造物群保存地区)の散策が定番。京都観光の王道コース。
ゆかりの食・参道の名店2 件
八ツ橋(聖護院八ッ橋・本家西尾八ッ橋・井筒八ッ橋本舗)
1689年創業とされる、京都を代表する土産菓子。堅焼き(元祖)は琴の形を模した堅い焼き菓子、生八ツ橋は米粉の生地で餡を包んだ三角形の柔らかい菓子。清水坂・産寧坂には各社の茶寮・売店が並ぶ。七味家本舗
清水寺参道の産寧坂石段の下に位置する、350 年以上の歴史を持つ七味唐辛子の老舗(東京浅草寺のやげん堀、長野善光寺の八幡屋礒五郎と並ぶ日本三大七味)。清水寺への参拝客に振る舞われた「白湯」の薬味として発祥。
※ 営業時間・定休日は変わることがあります。各店の公式情報でご確認ください。
この場所を巡る軸
基本情報
住所
京都府京都市東山区清水1-294
参拝時間
6:00〜18:00(季節変動あり)
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
京阪「清水五条」駅より徒歩25分/市バス「五条坂」下車徒歩10分
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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