この神社について
霧島六社権現(きりしまろくしゃごんげん)の一つで、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)を主祭神とする古社。西の霧島神宮に対して「東霧島宮(ひがしきりしまぐう)」とも呼ばれる。高千穂峰(たかちほのみね)の山頂は当社の飛地境内(とびちけいだい)で、山頂に突き立つ「天逆鉾(あまのさかほこ)」を社宝とする。霧島連山を望む眺望の美しさでも知られる。
歴史・由来
霧島東神社を理解する鍵は、霧島山(きりしまやま)そのものへの信仰と、高千穂峰の山頂に立つ「天逆鉾」という一本の鉾をめぐる伝承が、分かちがたく結びついているという点にある。
社伝では第10代崇神天皇(すじんてんのう)の御代の創建と伝わるが、霧島山の度重なる噴火によって史料の多くが失われており、詳しい創建の経緯は明らかでない。歴史書には、承和4年(837)の『続日本後紀(しょくにほんこうき)』に「日向国諸県郡(ひゅうがのくにもろかたぐん)の霧島岑神(きりしまみねのかみ)を官社に加える」との記録があり、天安2年(858)の『日本三代実録』には神階(しんかい)が授けられたとある。延長5年(927)にまとめられた『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』にも「霧島神社」として名が見える、平安時代以前からの古社である。
天暦年間(947〜957)には、天台宗の僧・性空上人(しょうくうしょうにん)が別当寺(べっとうじ、神社を管理する寺)として錫杖院(しゃくじょういん)を建てたことで、霧島神宮・霧島東神社・狭野神社(さのじんじゃ)・東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)・霧島岑神社(きりしまみねじんじゃ)をあわせた「霧島六社権現」のひとつに数えられるようになったと伝わる。西にある霧島神宮に対し、当社は「東霧島宮(ひがしきりしまぐう)」とも呼ばれてきた。
当社にとって特別な意味を持つのが、高千穂峰の山頂に突き立つ「天逆鉾(あまのさかほこ)」である。伝承では、イザナギ・イザナミの二柱の神が天から国土を作るために差し下ろした鉾が、そのまま山頂に突き立ったものとされ、高千穂峰の山頂そのものが霧島東神社の飛地境内として管理されている。幕末の志士・坂本龍馬が、妻・おりょうと日本初とされる新婚旅行でこの地を訪れ、天逆鉾を引き抜いたという話も広く知られている。
現在の社殿は享保12年(1722)の造営で、拝殿には寛文6年(1666)に薩摩藩主・島津光久(しまづみつひさ)が寄進した扁額が今も納められている。例祭は毎年11月8日・9日に行われ、12月第2土曜日から翌日にかけては、氏子(うじこ)による「祓川神楽(はらいがわかぐら)」が夜を徹して奉納され、真剣を手に勇壮に舞う「十二人剣(じゅうににんけん)」でも知られている。
見どころ・特徴
【天逆鉾(社宝・飛地境内)】
高千穂峰の山頂に突き立つ天逆鉾は、イザナギ・イザナミが国土を作った鉾がそのまま残ったものと伝わる。山頂一帯は霧島東神社の飛地境内で、坂本龍馬が新婚旅行で引き抜いたという逸話でも知られている。
【霧島六社権現のひとつ】
霧島神宮・狭野神社・東霧島神社・霧島岑神社とともに「霧島六社権現」に数えられる古社で、西の霧島神宮に対し「東霧島宮」とも呼ばれる。
【江戸時代の社殿】
現在の社殿は享保12年(1722)の造営。拝殿には薩摩藩主・島津光久が寛文6年(1666)に寄進した扁額が今も残る。
【祓川神楽】
毎年12月第2土曜日から翌日にかけて奉納される「祓川神楽」は、氏子だけによって舞われる夜通しの神事。真剣を手にした「十二人剣」の舞が見どころとして知られている。
【訪ねかた】
境内は山の中腹にあり、静かな緑に包まれた参道が続く。霧島連山を望む眺めも美しいので、参拝とあわせて景色もゆっくり楽しみたい。天逆鉾のある高千穂峰山頂までは本格的な登山が必要になるため、訪れる際は装備を整えてから向かうのがおすすめ。
年中行事・お祭り
【例祭】毎年11月8日・9日
【祓川神楽】毎年12月第2土曜日〜翌日曜日
氏子による夜を徹しての神楽奉納。真剣を手にした「十二人剣」の勇壮な舞が知られている。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず高原町や神社にご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)
社格
霧島六社権現(霧島神宮・霧島東神社・狭野神社・東霧島神社・霧島岑神社)のひとつ。西の霧島神宮に対して「東霧島宮」とも呼ばれる。近代の社格制度下で県社であったとする情報もあるが、今回の調査では一次資料での確認はできなかった。
創建
社伝では第10代崇神天皇の御代の創建と伝わるが、霧島山の度重なる噴火により史料の多くが失われ、詳しい経緯は明らかでない。天暦年間(947〜957)に性空上人が別当寺・錫杖院を建てたことで霧島六社権現のひとつとなったと伝わる。
ご利益
五穀豊穣縁結び家内安全
テーマ
山・登拝パワースポット夜景・眺望
基本情報
住所
宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田6437
参拝時間
御朱印・お守りの授与は9時から17時まで。授与所はセルフサービスのため、小銭を用意しておくとよい。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR吉都線「高原」駅から車で約18分。宮崎自動車道「高原」インターチェンジから車で約20分。駐車場あり。バスの場合は「祓川」バス停で下車し、徒歩約30分。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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