この神社について
上野国一宮。参道を下って社殿に至る珍しい「下り宮」の形式で知られる。
歴史・由来
上野国一の宮。社伝によれば創建は安閑天皇元年(531年)、物部姓磯部氏(いそべうじ)の祖が経津主神を奉斎したのが始まり。
祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)と姫大神(ひめおおかみ)。経津主神は香取神宮の主祭神でもある武神で、物部氏系の祭祀を伝える稀有な古社。
平安期の延喜式神名帳には「貫前神社 名神大」と記され、上野国の筆頭神社として朝廷の篤い崇敬を受けた。「貫前」の名は、社地が南向きの傾斜地に貫くように建つことに由来するとも、矢を貫く武神への信仰に由来するとも諸説ある。
最大の特徴は、その独特の参道構造。総門が高台にあり、本殿は石段を下った谷底に位置する「下り宮」と呼ばれる極めて稀有な配置。これは古代の祭祀の形態が、後の常識的な「登り宮」化を免れて、原型のまま残された貴重な事例。
源頼朝・武田信玄・徳川幕府と、歴代の支配者から手厚い保護を受け、現存社殿は寛永12年(1635)、3代将軍・徳川家光の造営。漆塗りに極彩色の彫刻を施した華麗な権現造で、本殿・拝殿・楼門が国重要文化財。
見どころ・特徴
上信電鉄「上州一ノ宮」駅から徒歩約15分。富岡市の郊外、山あいに鎮座する。
最大の見どころは「下り宮」の独特の参道。高台の総門をくぐると、目の前に石段が一気に下り、その先の谷底に朱塗りの社殿が見える。「上から本殿を見下ろす」という、日本の神社では極めて稀有な体験。
「下り宮」は全国でも3社のみ(貫前神社、宮崎の鵜戸神宮、熊本の草部吉見神社)。古代の祭祀の原型を保つ貴重な遺構。
社殿は寛永12年(1635)、徳川家光の造営。漆塗りに極彩色の彫刻が華麗で、東照宮的な豪華さ。とくに本殿の「鶺鴒(せきれい)」の彫刻、唐破風の装飾が見事。
毎年3月15日の例大祭「鹿占(しかうら)神事」は、鹿の肩甲骨を焼いて吉凶を占う、古代の卜占(ぼくせん)を今に伝える極めて稀有な祭礼。
近隣には世界遺産「富岡製糸場」があり、貫前神社参拝と組み合わせる観光コースが定番。
学び・特徴
主祭神
経津主神比売大神
社格
上野国一宮・式内社(名神大社)・別表神社
創建
531年(安閑天皇元年)と伝わる
ご利益
勝負運厄除け縁結び
テーマ
パワースポット
基本情報
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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