この神社について
熊本県高森町の山あいにある神社で、神武天皇(じんむてんのう)の第一皇子とされる日子八井命(ひこやいのみこと)ほか12柱の神を祀っています。鳥居から石段を百数十段下ったところに社殿がある「下り宮(くだりみや)」で、宮崎県の鵜戸神宮(うどじんぐう)、群馬県の一之宮貫前神社(ぬきさきじんじゃ)とともに「日本三大下り宮」の一つに数えられます。
歴史・由来
この神社を理解する鍵は、「神さまが大蛇を退治して住まいを定めた場所」という言い伝えにあります。
【日子八井命の物語】社伝によれば、日子八井命は神武天皇が東へ向かったころ、高千穂(たかちほ)から五ヶ瀬川(ごかせがわ)に沿ってこの地にやって来ました。そして池にすむ大蛇を退治し、池を埋めて住まい(宮居)を定めたと伝わります。
【草部と吉見の名の由来】このとき草を束ねて館の壁にしたことから、この地方は「草部(くさかべ)」と呼ばれるようになったといいます。また、「此社吉宮床(ここぞよきみやとこ、ここは良い住まいだ)」という言葉が「吉見(よしみ)」の由来とされています。
【阿蘇の神々とのつながり】日子八井命は、阿蘇地方では国龍神(くにたつのかみ)、草部吉見神とも呼ばれます。神話では、阿蘇神社の主祭神・健磐龍命(たけいわたつのみこと)がこの地に立ち寄り、日子八井命の娘・阿蘇都姫(あそつひめ)と結ばれたと伝わります。この神社は、阿蘇神社の三の宮とされています。
【社殿の歴史】社殿は戦国時代に甲斐親成(かいちかしげ)が造営したと伝わり、江戸時代の明和(めいわ)9年(1772年)に地元の人々によって補修されました。昭和51年(1976年)にも大きな改修が行われています。明治6年(1873年)には郷社(ごうしゃ)に列せられました。
見どころ・特徴
【下り宮】鳥居をくぐると、石段が下へ下へと続き、その先に社殿が現れます。ふつうの神社とは逆に「下ってお参りする」珍しい造りで、日本三大下り宮の一つです。
【御塩井(おしおい)】境内には「御塩井」と呼ばれる湧き水があり、これまで一度も涸れたことがないと伝わります。
【杉の古木】境内は大きな杉の木々に囲まれ、静かな空気に包まれています。
【社殿の彫刻】社殿には腕のよい職人による木の彫刻がほどこされています。
【訪ねかた】帰りは下ってきた石段を上ることになります。足もとに気をつけて、ゆっくり歩くのがおすすめです。
年中行事・お祭り
【夏祭り】例年7月31日
神輿(みこし)の行列が行われます。
【秋祭り】例年10月17日
奉納相撲が行われます。
夏祭り・秋祭りでは、高森町の無形文化財に指定されている「草部吉見神楽(くさかべよしみかぐら)」が奉納されます。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
日子八井命
社格
旧郷社(明治6年〈1873〉列格)/日本三大下り宮の一つ/阿蘇神社の三の宮
創建
創建年は不詳。社伝では、神武天皇の東征のころ、日子八井命がこの地の大蛇を退治して宮居を定めたことに始まると伝わる。
テーマ
パワースポット巨木・御神木
基本情報
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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