この神社について
茨城県那珂市(なかし)にある、常陸国の二宮(にのみや)です。武の神であり、織物の神の倭文神(しどりのかみ)でもある建葉槌命(たけはづちのみこと)を主祭神とし、地元では「お静さん」と親しまれています。国の重要文化財の銅印「静神宮印」を所蔵しています。
歴史・由来
この社を知る鍵は、古くから機織り(はたおり)で知られた土地の神が、常陸国の二宮として敬われ、江戸時代には水戸藩(みとはん)に守られてきたことです。
【機織りの里と倭文の神】主祭神の建葉槌命は、『日本書紀』や『古語拾遺』で倭文神とされ、機織りの神として知られます。このあたりは『常陸国風土記』に機織りの里として名が見え、倭文(しどり)という模様のある布を織る技術者の集団が住んでいた土地と考えられています。
【創建と二宮】創建の年は分かっていません。大同元年(806年)に創建されたとする書物があり、国の歴史書の記録から、850年より前には存在したと推定されています。延長5年(927年)にまとめられた延喜式(えんぎしき)の神名帳(じんみょうちょう)には「名神大」として載り、常陸国では一宮の鹿島神宮(かしまじんぐう)に次ぐ二宮として敬われました。
【水戸藩の保護】江戸時代には神領として150石の寄進を受け、のちに水戸徳川家の祈願所として、藩の費用で守られたと伝わります。水戸藩2代藩主の徳川光圀(とくがわみつくに)は、寛文7〜8年(1667〜1668年)ごろに社僧(しゃそう)を退け、神道だけで祭りを行う形に改めました。寛文7年(1667年)には、境内から銅印が出土しています。なお江戸時代には、手力雄命(たぢからおのみこと)を主神としていたとされます。
【火災と再建】天保12年(1841年)の火災で社殿が焼け、9代藩主の徳川斉昭(なりあき)の支援で、弘化2年(1845年)に再建されました。
見どころ・特徴
【重要文化財の銅印】境内から出土した銅印「静神宮印」は、国の重要文化財です。昭和29年(1954年)3月20日に指定されました。印には「静神宮印」の文字が篆書(てんしょ)で鋳(い)出されています。
【三十六歌仙絵】紙に色をつけて描いた三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)の絵が、茨城県の文化財に指定されています。宝永2年(1705年)に水戸藩主の徳川綱條(つなえだ)が奉納したものです。
【織物の神にちなむ織姫像】機織りの神をまつる社らしく、境内には織姫の像があります。11月には織物祭が行われます。
【石段の先の社殿】参道の石段を上った先に拝殿と本殿があります。境内には手接足尾神社(てつぎあしおじんじゃ)などの境内社もあります。
年中行事・お祭り
【歳旦祭】例年1月1日。
【節分祭】例年節分の日。
【春の例祭】例年4月1日。
【御田植祭】例年6月5日。
【七五三祭】例年11月15日。
【新穀感謝祭】例年11月23日。
【織物祭】例年11月25日。機織りの神をまつる社にちなむ祭りです。
【秋の大祭】例年11月25日から27日。25日が宵祭(よいまつり)、26日と27日が本祭です。27日には、つた舞やお笹明神の特別な神事があります。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
建葉槌命手力雄命高皇産霊命思兼命
社格
常陸国二宮。延喜式神名帳に名神大社として載る
創建
創建年は不詳。大同元年(806年)創建とする書物があり、850年より前に存在したと推定される
ご利益
縁結び家内安全商売繁盛
基本情報
住所
茨城県那珂市静2
アクセス
JR水郡線「静」駅から、歩いて約20分とする案内があります。境内には駐車場があります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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