この神社について
鎌倉幕府を倒すために戦った護良親王(もりよししんのう)を祀る神社。「大塔宮(おおとうのみや)」の名でも親しまれている。
明治2年(1869年)に明治天皇の勅旨(ちょくし)で創建され、建武中興十五社(けんむのちゅうこうじゅうごしゃ)の一社に数えられる。
親王が兜の中に入れて出陣したという伝えにちなむ「獅子頭守(ししがしらまもり)」が、代表的なお守り。
歴史・由来
この神社を理解する鍵は、創建が新しい一方で、祀られている人物の物語がとても古いことにある。
祭神の護良親王は、後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の皇子。比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)の天台座主(てんだいざす)を務めた。父の理想のために戦い、鎌倉幕府が倒れると、征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)と兵部卿(ひょうぶきょう)に任じられた。
しかし足利尊氏(あしかがたかうじ)と対立し、鎌倉の二階堂(にかいどう)に幽閉される。建武2年(1335年)旧暦7月23日、28歳で亡くなった。境内には、親王が幽閉されたと伝わる土牢が残っている。
明治維新ののち、親王の功績をたたえて明治2年(1869年)に創建された。社号は「鎌倉宮」と定められ、明治6年(1873年)には官幣中社(かんぺいちゅうしゃ)に列せられた。
見どころ・特徴
【拝殿と本殿】
石造りの鳥居をくぐり、石畳の参道を進むと、緑に囲まれた境内に拝殿と本殿が並ぶ。鶴岡八幡宮から東へ約1kmの、静かな谷あいにある。
【獅子頭守】
護良親王が兜の中に入れて出陣したという由来のお守り。鎌倉宮で一番人気で、大きさや種類がいくつかある。休憩所には大きな獅子頭が飾られている。
【土牢と宝物殿】
親王が幽閉されたと伝わる土牢と、親王ゆかりの品を展示する宝物殿。拝観は有料で、合わせて見学できる。
【村上社】
親王の身代わりとなった忠臣、村上彦四郎義光(むらかみひこしろうよしてる)を祀る。木像は「身代りさま」として親しまれている。
【厄割り石】
厄を移したかわらけ(素焼きの皿)を割って、厄除けを願う。
【神苑の四季】
平成6年(1994年)に完成した神苑には、紅白のしだれ梅やツツジがあり、紅葉は11月下旬から12月ごろに見ごろを迎える。
年中行事・お祭り
【例大祭】例年8月20日
鎌倉宮で最も大切な祭り。19日が前夜祭、21日が後鎮祭(ごちんさい)で、年によって子ども神輿、奉納演芸大会、盆踊り大会などが行われる。
【護良親王祭】例年7月23日
祭神の護良親王をしのぶ祭り。
【鎌倉薪能(たきぎのう)】例年10月上旬
鎌倉宮の特設舞台で行われる能と狂言の会。チケット制で、雨の日は会場が変わる場合がある。
【骨董市】毎月第2日曜
境内で開かれる和物の骨董市。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
護良親王
社格
旧官幣中社(1873年列格)。建武中興十五社の一社。
創建
明治2年(1869年)、明治天皇の勅旨により創建。
ご利益
厄除け
テーマ
南朝ゆかり紅葉
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
神奈川県鎌倉市二階堂154
参拝時間
社務所(御朱印・お守りの授与)は9時から16時。参拝は無料。
宝物殿と土牢は、2月から11月は9時30分から16時30分(最終受付16時)、12月と1月は9時から16時(最終受付15時30分)。拝観料は中学生以上300円、小学生150円。無休。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR「鎌倉駅」東口から京急バス「鎌倉宮行き」に乗り、終点「大塔宮」で下車して徒歩約1分。バスの所要時間は約10分。鎌倉駅から歩くと約30分。車は横浜横須賀道路「朝比奈IC」から約10分。境内に駐車場はなく、ご祈願で車で来る場合は家族で1台にするよう案内されている。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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