タビシリ
史跡 中央区

三井本館

みついほんかん

この史跡について
三井本館(みついほんかん)は、東京都中央区の日本橋室町(にほんばしむろまち)二丁目にある、昭和4年(1929年)に完成した洋風の大きなビルです。国の重要文化財(じゅうようぶんかざい)に指定されています。 外壁は花崗岩(かこうがん)で仕上げられ、通りに面して大きな列柱(れっちゅう)が並びます。同じ建物の7階には、三井記念美術館が入っています。

歴史・由来

この場所には、もともと明治35年(1902年)に建てられた旧本館がありました。大正12年(1923年)の関東大震災(かんとうだいしんさい)で被害を受けたため、建て替えが決まり、大正15年(1926年)に新しい本館の工事が始まりました。 設計は、アメリカ・ニューヨークのトローブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所、施工は同じくニューヨークのジェームス・スチュアート社が担当しました。アメリカ流の設計と建設の進め方を取り入れ、当時は6年ほどかかるといわれた工事を、964日(2年8か月)で終えたと三井不動産は説明しています。完成は昭和4年(1929年)で、同年6月15日に開館しました。 開館したときには、三井合名会社、三井銀行、三井信託銀行、三井鉱山など、三井財閥(ざいばつ)の中心となる会社が本社を置きました。設計の考え方は「壮麗、品位、簡素」で、構造の面では「関東大震災の2倍の地震が来ても壊れないもの」を方針にしたと伝えられています(三井不動産の発表による)。 平成10年(1998年)12月25日に国の重要文化財に指定されました。三井不動産によると、複数の会社が入る大きなオフィスビルとして、初めての指定でした。その後、平成17年(2005年)には隣に日本橋三井タワーが建ち、古い建物を残しながら新しい開発を進めた取り組みが、日本建築学会賞(業績)を受けています。

見どころ・特徴

【外観を見る】 外壁は花崗岩の仕上げで、通りに面した側には、大きなコリント式の柱が並びます。建物は今も現役のオフィスビルとして使われているので、まずは外からゆっくり眺めて歩くのがおすすめです。 【内部のつくり】 三井不動産の発表によると、1階の営業場(えいぎょうば)は吹き抜けの大きな空間で、大理石をたくさん使った仕上げと、ドリス式の太い柱が特徴です。 【美術館と合わせて】 同じ建物の7階にある三井記念美術館へは、日本橋三井タワー1階のアトリウムから入り、三井本館の中を通って展示室へ進みます(三井記念美術館の公式案内による)。展覧会に行くときに、建物の雰囲気も味わえます。 【周辺を歩く】 隣には、2005年に完成した日本橋三井タワーがあります。昭和初めの洋風建築と現代の高層ビルが並ぶ景色も、見どころのひとつです。
学び・特徴
指定・選定
国の重要文化財(建造物)。平成10年(1998年)12月25日指定。種別は近代の商業・業務施設、指定の基準は「意匠的に優秀なもの」と「歴史的価値の高いもの」(国指定文化財等データベースによる)。所有者は三井不動産株式会社。
成立・年代
昭和4年(1929年)3月23日に竣工、同年6月15日に開館。設計はトローブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所(ニューヨーク)、施工はジェームス・スチュアート社(ニューヨーク)。鉄骨鉄筋コンクリート造、地上7階・地下2階建(国指定文化財等データベースでは、建築当時の地上5階が現在は7階と記載)。
基本情報
住所
東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
見学時間
建物そのものの見学時間は公式に確認できませんでした。お出かけ前に直接お問い合わせください。 同じ建物の7階にある三井記念美術館は、10時から17時まで(入館は16時30分まで)、通常は月曜日が休館日と案内されています。展覧会ごとに異なるため、お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
東京メトロ銀座線「三越前」駅A7出口から徒歩1分、東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅B9出口から徒歩4分です(三井記念美術館の公式案内による)。そのほかの駅からの行き方は、地図でご確認ください。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

訪問記録

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