タビシリ
神社 御朱印 中央区

福徳神社

ふくとくじんじゃ

別名:芽吹稲荷、福徳稲荷

この神社について
福徳神社(ふくとくじんじゃ)は、東京都中央区の日本橋室町(むろまち)にある神社です。三越前駅から歩いてすぐの、オフィスや商業施設が立ち並ぶ一角にあります。 「芽吹稲荷(めぶきいなり)」の名でも親しまれ、江戸時代から続く「日本橋のお稲荷さま」として知られています。 江戸時代に幕府が公に認めた富くじ(とみくじ。今の宝くじのようなもの)の興行にかかわった歴史があり、今も宝くじの当選を願う人が訪れます。

歴史・由来

【創建の伝え】 神社の公式サイトによると、いつ創(はじ)められたかははっきりしていません。古い言い伝えでは、貞観(じょうがん)年間(859年から877年)にはすでに祀(まつ)られていたとされています。このあたりはかつて武蔵国豊島郡の福徳村と呼ばれ、村の名が社名のもとになりました。はじめは「稲荷(いなり)の祠(ほこら)」、のちに「福徳稲荷」と呼ばれたと伝わります。 なお、創建の時期については、三菱地所の街の紹介ページに「600年代中期ごろには存在した」という趣旨の説明もあり、資料によって食い違いがあります。どちらも確かな記録で確かめられたものではなく、言い伝えとして紹介されています。 【将軍たちの参詣と「芽吹稲荷」の名】 公式サイトには、徳川家康(とくがわいえやす)が天正18年(1590年)に初めて参詣したと伝わることが書かれています。家康はその後も何度かお参りしたとされ、のちに家康も相殿(あいどの)にお祀りされるようになったと伝えられています。 二代将軍の徳川秀忠(ひでただ)は、慶長19年(1614年)正月28日に参詣し、「福徳とはまことにめでたい神号(しんごう)である」とほめたたえたと伝わります。このとき、神社の古くからの椚(くぬぎ)の皮つきの鳥居に春の若芽が出ているのを見て、別名を「芽吹稲荷」と名づけたとされています。元和5年(1619年)には、江戸城内の弁天宮(べんてんぐう)をこの神社に合わせてお祀りし、社地を333坪あまりと定めたと伝えられています。 【富くじと町の人々】 江戸の町が栄えると、周辺には商家が並ぶにぎやかな通りとなり、「浮世小路(うきよこうじ)」と呼ばれました。火事で焼けた社殿を建て直す費用を集めるため、江戸時代の後半には幕府から富くじの興行が許されました。公式サイトの解説では、文政(ぶんせい)5年(1822年)や天保(てんぽう)6年(1835年)などに、江戸中での寄付集めが許可されたとあります。当たりくじのいちばん高い額は300両だったと、当時の資料『江戸大富集(えどだいとみしゅう)』をもとに紹介されています。 天保の改革で神社が続けられるかどうかの危機を迎えたときも、町内の人々が力を合わせて再興(さいこう)につとめたと伝わります。明治時代には「村社(そんしゃ)」の社格が定められ、社号が福徳稲荷から福徳神社へ改められました。 【移り変わる境内と、2014年の新社殿】 関東大震災のあとの区画整理で室町2丁目に移り、戦災を経て、昭和48年(1973年)に現在と同じ日本橋室町2丁目4番14号に遷座(せんざ。神さまのお社を移すこと)しました。平成18年(2006年)には日本橋室町の再開発にともなって何度か遷座し、平成26年(2014年)に今の社殿が完成しました。

見どころ・特徴

【芽吹稲荷の名の由来を思いながら】 社名のほかに「芽吹」の名がついた由来は、秀忠が皮つきの鳥居から出た若芽を見たという伝えです。境内では「芽吹き守」など、芽吹きにちなんだお守りや絵馬が授与されています。 【宝くじの祈願と授与品】 公式サイトによると、江戸時代に幕府から富くじの興行を許されたことから、今も宝くじやチケットの当選祈願に訪れる人が多いとされています。「富籤守(とみくじまもり)」や、宝くじなどを入れる「宝袋(たからぶくろ)」が授与されています。 夫婦の神狐(しんこ。神さまのお使いの狐)をかたどった「神狐絵馬(しんこえま)」は、裏に願いごとを書いて片方を境内に結び、もう片方を持ち帰ります。願いがかなったらお礼参りで持ち帰った絵馬を結び直し、夫婦に戻す決まりだと公式サイトにあります。 【御朱印】 御朱印(ごしゅいん)は、書き置きの紙での授与のみで、御朱印帳への直接の書き込みは行っていません。初穂料(はつほりょう)は500円と公式サイトにあります。授与所と御朱印の受付は10時から17時までです。 【福徳の森】 神社のまわりは、日本橋室町の再開発にあわせて「福徳の森」として整備され、四季の木々に囲まれた広場になっていると紹介されています。ビル街のなかで、ひと息つける場所です。
年中行事・お祭り
公式サイトの年間行事には、次の行事が載っています。 1月1日 歳旦祭(さいたんさい)と初詣(1月1日から7日) 3月 初午祭(はつうまさい。旧暦の初午の日。参列は神社への問い合わせが必要です) 5月 例祭(れいさい。日付は公式サイトでご確認ください) 6月16日 嘉祥祭(かじょうさい) 6月30日 夏越大祓(なごしのおおはらえ) 7月7日 七夕祭 9月2日 くじの日特別参拝 9月 重陽祭(ちょうようさい) 11月23日 新嘗祭(にいなめさい) 12月27日 年越大祓 このほか、2年に1度「神幸祭(しんこうさい)」が行われると紹介されています。日本橋の麒麟(きりん)像が彫られたみこしが氏子(うじこ)の地域をまわる祭りです。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)天穂日命(あめのほひのみこと)大己貴命(おおなむちのみこと)少名彦名命(すくなひこなのみこと)事代主命(ことしろぬしのみこと)三穂津媛命(みほつひめのみこと)
社格
明治時代に「村社」の社格が定められたと、公式サイトの御由緒にあります。国・都・区の文化財としての指定は、今回確認した資料では確認できませんでした。
創建
創建の時期は、はっきりしていません。公式サイトの御由緒では、古くからの言い伝えとして、貞観年間(859年から877年)にはすでに鎮座していたとされています。三菱地所の街の紹介ページには、600年代中期ごろには存在したという説明があり、資料によって食い違います。
基本情報
住所
東京都中央区日本橋室町2-4-14
参拝時間
東京都観光財団(GO TOKYO)の案内では、10時から17時まで、年中無休とされています。公式サイトでは、授与所と御朱印の受付が10時から17時までで、参拝そのものは24時間可能ですが、夜間は静かに参拝するよう求められています。正月などは授与所の時間が変わることがあるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
東京メトロ銀座線・半蔵門線の三越前駅A6番出口から徒歩1分です。JR総武快速線の新日本橋駅も、公式サイトで最寄り駅として案内されています(徒歩時間は確認できていません)。専用の駐車場はなく、近くの有料駐車場を利用するよう公式サイトに書かれています。
公式サイト
参拝記録

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